北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

小規模多機能ホームみのりの丘(課題)

2018.8.7

昨日に引き続き、『小規模多機能型居宅介護』について書いてみたいと思います。

 

前回、『小規模多機能型居宅介護』について

『通い』を中心として、要介護の様態や要望に応じて、随時『訪問』や『泊り』を

組み合わせて一体的に提供するサービスで、

一般的な在宅介護サービスに置き換えると、『通い』=通所介護(デイサービ

ス)、『訪問』=訪問介護(ヘルパーサービス)、『泊り』=短期入所(ショート

ステイ)になると紹介しました。

 

もう一つの特徴としては、

一般的な在宅介護サービスを利用する場合には、居宅介護支援のケアマネージャー

や地域包括支援センターの職員が当該利用者を担当して、介護サービス計画(ケア

プラン)を作成し、必要な在宅介護サービスの事業所を調整します。

 

『小規模多機能型居宅介護』には、事業所の中にケアマネージャーがいますので、

一般的な在宅介護サービスから『小規模多機能型居宅介護』へ利用を変更する

場合には、居宅介護支援のケアマネージャーから『小規模多機能型居宅介護』の

ケアマネージャーへ担当が変更します。

 

しかし、

居宅介護支援のケアマネージャーの中には、『通い』=通所介護(デイサービ

ス)、『訪問』=訪問介護(ヘルパーサービス)、『泊り』=短期入所(ショート

ステイ)と、今まで自分が担当していた時とほとんど変わらないサービスを利用

することになるのに、わざわざ担当を変更する必要がないと考えて、

『小規模多機能型居宅介護』へ紹介しない方がおります。

 

結果として、

全国の『小規模多機能型居宅介護』の多くは、慢性的な利用者不足で、経営が成り

立たず、その中には事業所を閉鎖してしまうところもあります。

 

こうした背景を鑑みて、

江別市内の『小規模多機能型居宅介護』事業所の集まりである連絡会では、

居宅介護支援のケアマネージャーや地域包括支援センターの職員に対して、昨日

取り上げたような、『小規模多機能型居宅介護』の特徴や長所を周知する活動を

始めました。

 

こうした活動が結果を生むまでには、まだまだ時間がかかると思いますが、

より多くの方々に『小規模多機能型居宅介護』をご理解いただき、多くの利用者

が在宅生活を継続することができるように、努めていきたいと考えております。

 

 

当事業所では、随時見学や相談を受け付けております。

お気軽に担当者までご連絡ください。