最近、国内の至る所で「人口減少と外国人移民」が大きな話題となっている。
がしかし、「人口減少」と「外国人移民」をセットで一緒くたにして語ってよいもの
なのかという疑問がある。
また、「人口減少対策」について多くの議論が「人口減少=悪」という前提で行われ
ていることにも大いに疑問がある。
たしかに、人口が減るとGDPが減って国力が落ちる大きな要因となるし、国内の
インフラを維持することも難しくなるので、歓迎されることではないとは思う。
しかし、人間も生物の一つと考えた場合には、”子孫を残す”という観点から現代社会
における特に先進国では、個体総数が減少していくことはある意味必然であるよう
にも思える。
ほぼ全ての生物は、生まれながら自分の遺伝子を後世に残すことがインプットされ
ていると言われていて、その生存率が低ければ多くの子を産むことになる。
しかし、現代社会の特に先進国においては、その生存率は極めて高い。
とすると、必然的に生まれる子の数は減ってくる。
そうなった場合に、「いつか日本人が一人もいなくなる」という極論を主張する人も
いるが、そういうことではないだろう。一昔前の多産であった世代から少子の世代
に移り変わってきている状況だから大幅に人口が減少しているだけであって、もう
少し時がたてば一定量に収まることだろうと思う。
人間である私が言うのもどうかとは思うが、そもそも地球上の人間が増えすぎたの
ではないだろうか。
古代から緩やかに増えてきた世界の人口が、直近のわずか100年程度で4倍にも
膨れ上がっているらしい。
これだけ、地球上に人間が溢れかえっている状況を考えると、小競り合いや戦争が
起きることも温暖化などの気候変動が起きることも熊が人里に現れることも納得で
きてしまったりする。
国家や地域の単位ではなく、地球規模で考えた場合には、人口減少はそれほど悪い
ことではないように思えたりする。
なので、「人口減少対策」は、減少することが必然であることを前提として、議論を
進めていく方が良いのではないだろうか。
また昨今語られている「外国人移民」の議論についても、少し申し上げたいことは
あるのだが、今回はやめておくことにする。
