年が明けて初めての月曜日、今日が”仕事始め”という方も多くいらっしゃること
だろうと思う。
今年も張り切って仕事に邁進したいところであるが、恐らくは来年春に予定して
いる『介護保険制度改定』の準備に追われる日々が続きそうな気がする。
その次期介護保険制度改定の内容を検討する昨年末に開催された社会保障審議会
介護保険部会において、ケアマネジャーの資格更新制廃止と同様に注目を集めた
『2割の利用者負担を徴収する対象者の拡大、軽度者への給付の縮小の見送り』に
対して賛否両論が広がっている。
介護業界関係者の間では、この”見送り”は歓迎されたことだろう。ただし、同部会
に出席した他の委員の中には、「問題を先送りしても事態は好転しない。そのツケは
負担の増加など厳しい形で現役世代、将来世代に確実に回っていく」、「世代間の対
立が生じやすい」といった反発があったそうだ。
私も後者の意見に概ね賛成だ。
問題が先送りされて喜んでいる介護業界関係者からは、「今が良ければ、そして自分
さえ良ければ」という浅はかな思惑しか見えてこない。
この手の話題を取り上げると「高齢者冷遇」とか言われるが、もはやそんなレベル
の話ではないように思う。このまま現役世代の負担を増やし続けたり、借金を次世
代に回すようなこと続ければ、介護保険制度は確実に崩壊する。
流石に制度そのものが完全に消えてなくなることはないと思うが(そう信じたい)
現状の制度を大幅に変更せざるを得ないことだけは間違いないだろう。
そうなってから「高齢者冷遇」などと嘆いてももう遅い。
生命や生活を維持する上で介護等の支援を必要としている人に手が届かなくなって
しまえば、もうこの世の終わりだろう。
私としては、自分のことしか考えていないような輩の反発など無視してでも、問題
を先送りにはしてほしくなかった。
この制度の終わりの始まりが今年にならないことを切に願う。
