北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

大麻地域創造会議(7月)

2018.7.26

今月に入り、西日本の豪雨による河川の氾濫や土砂災害で死者200名以上という甚

大な被害がありました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

 

日本は地震大国などともいわれ、自然災害が非常に多い土地柄ですが、人は得てし

て、その被害が発生しないと実感せず、対策も十分には講じないものです。

いつどこに来るかわからない災害に多額の費用や多大な時間を投じて対策すること

は、心理的に非常に難しいところはありますが、ことを起こさずに悔やんでもあと

の祭りです。

 

自然災害は予測が難しい現象ですが、10年以内に間違いなく日本に訪れる現象とし

て「超超少子高齢社会」があります。

世界中のどこの国でも経験したことがないこの現象を日本が初めて経験することに

なります。

日本では、2025年に最も人口の多い団塊の世代が後期高齢者といわれる75歳にな

りますが、日本の総人口は減り続けているので、その年には約5人に1人が75歳

以上という時代が到来します。

 

この時代には、

「支援を必要とする方々」が増え続け、「支援の担い手となる方々」が減り続け、

年金や医療給付費、介護給付費、生活保護費などの「公的資金を必要とする方々」

が増え続け、財源となる税金を納める「生産労働人口」が減り続けます。

 

ということは・・

人・金・物が回らず、支援を必要とする方々が十分な支援を受けることができない

ということになります。

これは、障がい者や高齢者だけの問題ではなく、「子育てがしにくい」とか「働い

ても生活が苦しい」とか「働きたくても働けない」など、全ての世代に大きな影響

を及ぼします。

 

そういった社会現象があらかじめ予測できているのであれば、今から自分たちでで

きる備えをしようと仲間に声をかけて立上げたのが、「大麻地域創造会議」です。

公的資金に頼りすぎず、高齢者であっても担い手にもなれるをモットーにして、自

らが住みやすいまちを自らが作る活動を行っております。

 

参加メンバーは、自治会長や民生委員といった地域の代表者、商店街の店舗の店主

地域のボランティア活動団体、開業医、介護サービス事業者、地元の大学の教員、

行政の高齢者介護担当者などです。

 

2016年(平成28年)6月から毎月1回開催しているこの会議ですが、初年度は地域

の困りごとや地域で活動してる方の理解を深めようと事例発表や活動紹介を行って

きました。3年目となる今年は、より具体的な行動を起こそうと様々な取り組みが

計画されております。

 

今日が今月の会議開催日です。

どういった話題が提供されるか、今から楽しみです。