北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

日本人のコミュニケーションスキル

2020.1.21

仕事とは直接関係はないが、欧米人と話をする機会がある。

その際によく言われることには、「日本人は奥ゆかしい。気が利く。」と同時に

「何を考えているのかわからない。嫌味な人種だ。」がある。

 

何で嫌味なのか?

話をすると理解ができた。

 

例えば、日本人は「英語が話せますか?」と聞かれたら、バイリンガルでもない

限りは「いいや。」とか「ほとんど話せない。」という人が多い。

 

ところが、欧米人に「日本語が話せますか?」と聞くと、自信満々に「Yes!」

と答えて「ありがとう。おはようございます。」と単語を並べるだけで、全く会話

にならないことが多い。

 

欧米人にとっては、「日本語が話せる」=「知ってる日本語がある」という理解が

あるため、「Yes!」と答えるのだそうだ。

 

先ほどの「いいや。」とか「ほとんど話せない。」と答えた日本人が、流暢では

なくても英語で会話を始めると「なんだ話せるんじゃないか。なんて嫌味な

奴だ。」となるらしい。

 

長年、日本人をやっている私は、母国の風習や習わしを十分に理解している。

 

ただ、「謙虚や奥ゆかしさ」が時として面倒に感じることも多く、相手に対して

「嫌味な奴だ。」と思うことも多い。

 

日本では、相手のことを慮ることが強く要求されるため、高度な(というより陰険

な)コミュニケーションスキルが要求される。

若者が、人とのコミュニケーションを取りたがらなくなってきているのは、SNSや

ゲームが発達したことだけが原因なのだろうか。