今年の2月に札幌市の高齢者が多く入居されていた共同住宅の火災で11人もの尊い命
が奪われたことはまだ記憶に新しいと思います。
また、10年前には、同じく札幌市のグループホームの火災で7人が犠牲になってお
ります。
病気による障がいや加齢に伴う心身機能の低下で介護サービスを受けている方々は
災害が起きても、自分の「意思」や自分の「足」で非難することが極めて難しい状
態にあります。
そのため、介護者はそうした方々の生命を守る重要な役割を持っております。
しかし、突然来る災害には誰しもが慌ててしまい、通常の思考で動くことができな
いものです。
そういったことを想定して、介護サービス事業者には、非常災害対策として避難訓
練の実施が義務付けられています。
当方で運営しているデイサービス(通所介護)、小規模多機能型居宅介護事業所で
は年に2回、自主防災訓練を実施しております。
また、2年に1回の頻度で、事業所が商店街の中にあることから、商店街の他店舗と
合同で消火訓練や避難誘導訓練を実施しております。
いざとなれば、近隣の店舗の方々が助けてくれることは心強い限りです。
昨日、今年1回目の火災を想定した避難訓練を実施いたしました。
ご利用者も職員も逃げ遅れることなく無事に避難できたようです。