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みのりの丘

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誹謗中傷する人の特徴と対応策

2020.10.15

以前に当ブログで取り上げた誹謗中傷について「もう少し詳しく聞きたい」との

要望を多数受けたので再度取り上げてみたいが、やはり多くの人がこうした行為に

悩まされているということであろう。

 

前回、誹謗中傷する人には、こんな特徴があると言われているとお伝えした。

1.コンプレックスを抱えており嫉妬心が強い。

2.常に不満を抱えており憂さ晴らしを求めている。

3.歪んだ正義感を正しいと思い込んでいる。

4.自分の優位性を誇示したがっている。

5.相手の反応を見るなど、行為を楽しんでいる。

 

≪コンプレックスを抱えており嫉妬心が強い≫

自分の容姿や学力、経済力、運動能力などが他人と比較して劣っていると感じる

ことは誰しも覚えがあることだろう。

「隣の芝生は青く見える」ということわざがある。

他人が持っていたり備えていたりするものが、自分のそれよりもよく見えてしまう

ことの例えとして使用される。

 

このことわざの解釈にはいくつかある。

・自分で思っているより優劣の差はないからあまり気にしない方がいい。

・自分の目に見えるところだけを評価の対象とするべきではない。

それでも劣等感を持つことは人の性というもので、避けて通ることは難しい。

でも、問題はその先にある。

 

自らの部分的な劣等感を受け入れつつも、それ以外の分野における強みを見出し

磨きをかけることで劣等と感じる部分を補う行動をとる人がいる一方で、

自らの劣等感と向き合うことができず、優れていると感じる他人を妬み、その人の

弱みや欠点を粗探しして自分を慰めようとする人がいる。

後者は『誹謗中傷する人』になりやすい。

 

≪歪んだ正義感を正しいと思い込んでいる≫

コロナ禍にあって、「自粛警察」なる言葉をよく耳にした。

「コロナウイルスを蔓延させる行為はすべて悪だ」という理屈に基づいて、他県

ナンバーの車両を破壊する人がいた。また、感染者を探し出して特定し、世間に

氏名や住所を公表した人もいた。

自分が悪と思っている人を退治するためなら、どのような手段を講じても構わない

と信じて疑わないため、自分自身が重大な法律違反を起こしているといった自覚は

まるでない。まさに『誹謗中傷する人』の典型例である。

 

≪自分の優位性を誇示したがっている≫

人は誰しも「自己顕示欲」を持っている。

他人の注目を集めたいとか、他人に認められたいといった欲求を指す。また、この

欲求は、その評価の基準が自分ではなく他人に委ねているため、こうした欲求が

強い人は他人の目を必要以上に気にする傾向がある。

 

相手を思いやっているのであれば、当事者にそっと間違いを教えてあげれば良い

ものを、人の間違いを指摘して、自分がいかに正しいかを周りに示し、その間違い

を見つけた自分は優れており、認められるべきだという思考は『誹謗中傷する人』

に良く見られる特徴である。

 

また、人のDNAには「防衛機制」がインプットされていると考えられている。

受け入れがたい状況や危険な状況による不安を解消しようと防衛的行動を取ろうと

するのである。

その行動は、自傷行為として現れる場合もあるが、気に入らない相手を排除しよう

としたり、過度の管理や統制を図ろうとする場合もある。

相手を封じ込めようとする「排除、管理、統制」が誹謗中傷という行動に現れる

ことがある。

 

≪相手の反応を見るなど、行為を楽しんでいる≫

これは、サイコパシーな要素を含んでいるといえる。

相手を挑発してその反応を見て、ある種の興奮を覚える行為であり、『誹謗中傷』

行為の主な動機となっているとすると治療の必要性があるのかもしれない。

ただし、「孤独感、嫉妬心、欲求不満、自己顕示欲、歪んだ正義感」からこういっ

た状態に陥ることも少なくないため、誰にでも当てはまる可能性を含んでいる。

 

「誹謗中傷」は、一度覚えると蜜の味に感じてしまうことが多い。ある種の快楽や

興奮を感じるという意味では麻薬に近い。また、その行為に対する罪悪感が薄い。

そのため、そういった行為を自らの判断でやめる可能性は非常に低く、時として

行為がエスカレートしていくこともある。

つまり、個人レベルで誹謗中傷行為をやめさせようとすることは不可能に近いと

いうことである。

 

では、どのように対処していけばいいのか。

・行為をやめて貰おうと考えることは時間の浪費にしかならない。無視が一番

・中傷には為になる内容なんて無い。目に入れないことが一番

・利害関係の無い相談相手を見つける。できれば専門家がいい。

・行為がエスカレートして、法律に反する被害を受けた場合には法的に訴える。

ましてや、自分の尊い命をかける価値など全くない。

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