当ブログの『小規模多機能型居宅介護の理解』で
国が定義する小規模多機能型居宅介護の「通いを中心に・・」という文言
が同事業の理解を歪めていると思っている。ヘルパー(訪問介護)のニーズがある
からこそ、小規模多機能型居宅介護の能力が如何なく発揮されるのであって、通所
サービスの延長線上にある事業ではない。
つまり、「訪問を中心に・・」と定義したほうが正しいと思っている。
とお伝えした。
すると、先日下記の報道を目にして、我々の向かっている方向性は間違っていなか
ったと確信することが出来た。
1人暮らしの高齢者が更に増える今後、訪問サービスの重要性は一段と高まっていく
。厚生労働省はこうした視座に立ち、来年4月の介護報酬改定で小規模多機能の
テコ入れを図る考えだ。既存の訪問体制強化加算について、ひと月の訪問回数が
多い事業所を更に評価する上位区分を新設する。あわせて、訪問回数が少ない事業
所を対象とした報酬の引き下げも検討していく。昨年度の調査結果によると、ひと
月の訪問回数が200回を超えている事業所は46.6%。400回以上のところも15.2%
あった。一方で4.7%の事業所は0回、一度も訪問していないと報告されている。
ちなみに、当方が運営する小規模多機能型居宅介護の直近の月訪問件数は700回を
超えている。
訪問のニーズに応えられるから『多機能』なのだと声を大にして言いたい。