北海道では、『新型コロナウイルス感染症』の第三波が押し寄せてきており、多く
の道民の生活に支障をきたしている。
全国で比較しても北海道の現状が一番ひどく、道知事は様々な政策の見直しに迫ら
れている。
先日、当ブログでも触れた江別市内の複数の介護福祉施設で発生した同感染症が
クラスターの状態となってしまっていた。
要件があって当該施設へ電話連絡をしたことろ、担当職員の声は電話口でもわかる
くらいに疲弊していた。ご利用者やご家族の中には、やり場のない怒りを施設職員
へぶつける方もいらっしゃるようで、感染症にかかる一般的な対応以外でも神経を
使っているようである。
むろん、ご利用者やご家族が不安になる気持ちは十分に理解できるが、施設職員も
必死に対応している最中であり、まして感染拡大を望んでいたわけではないことも
同時に理解してもらいたい。
こうした状況下で、国の政策である『GoToキャンペーン、GoToイート』が悪者
としてやり玉に挙げられている。
同業者からも「我々は旅行に行きたくてもいけない。感染を拡大させることで我々
の神経はさらにすり減る。こんなキャンペーンやってる場合か!」などと言った
怒りに満ちた声がよく聞かれる。
私も似た気持ちを持つ同業者であり、そういった声は十分に理解できる。一方で
飲食業や旅行業を営む知人からは、「コロナ感染で殺される前に、お金がなくて
餓死する。」との声も聞かれる。
こうした難しい局面の中で、鈴木知事はよく考えて動いてくれているように思う。
私も感染症予防や拡大防止策を講じながら、知人の飲食店からテイクアウトで食事
を注文するなどの両立を図って、ささやかながら経済を止めないことに寄与したい
と思う。