北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

今年最後のボヤキ

2020.12.29

今年を振り返ると本当にいろいろあって大変だった。

来年はどんな1年になるのだろう。

 

3年に1度の見直しされる介護報酬制度改定が来年の4月に行われる。

そこでは、「少ない人員で多くの仕事をする」といった改定内容がふんだんに

盛り込まれている。

特別養護老人ホームやグループホームの夜勤帯の人員基準の見直しでは人員数を

変えずに定員を増やしたり、居宅介護支援も1名のケアマネジャーが減算を受けず

に担当できる件数を増やすといった改正案が示されている。

そして、少なくなったマンパワーをICT(情報通信技術)等を活用して補うという

方向性もまた示されている。

 

たしかに、日本国民の人口が年々減少している現状を鑑みれば、「少ない人員で

多くの仕事をする」ことは各業界に共通することかもしれない。

そして、「多くの仕事」を完結するためには最新のテクノロジーを駆使することも

求められる。

 

介護業界では2、3人がかりで持ち上げていた重労働がリフトを導入することで

非力なスタッフ1人で移乗介助ができるようになったり、ITを使用することで手書

きで作成・保存していた書類を簡単に保存ができて、必要に応じて修正を加える

ことも依然と比べて容易になった。さらには、SNS等の通信網を活用して、伝聞に

よる誤解や誤差を予防することも可能になった。

 

そう遠くない将来には、タッチパネルの案内に従って必要な介護サービスをご利用

者自身が選択して、食事や排せつ、入浴の介助は機械がオートメーションで全部

行ってくれて、AIの診断に基づいた治療は全て遠隔操作で行われる世の中になる

かもしれない。

 

そうして、

一人で生活を営むことが可能となり、他人と触れ合う必要性が薄くなり、出会いや

結婚、出産が激減していき、振り返ると誰もいなくなったりして。

 

世の中が便利になるのは良いけど・・・。