年明けの始業から1週間が経過した。
毎月初めに行う『介護給付費請求業務』だが、毎年1月はいつもよりバタバタしな
がら行っている。今年は例年以上にバタバタと手続きを行い、ようやく終了した。
それにしても、わかっていたことではあるが新型コロナウイルス感染症の勢いが
一向に治まらない。それどころか、関東圏では緊急事態宣言が再発令され、東京都
は連日新規感染者が2000人を超えている。
こうした中で、『成人式』の開催を中止や延期という報道をよく耳にする。
同式典は、該当者にとっては人生の節目であり、ある種の思い出を作る場面でも
あると思うので、中止となることは非常に残念に思う。
しかし、それよりも心配なことは、『受験』である。これは、思い出では済まされ
ない人生における重要な場面である。
「感染してしまうと受験どころではなくなる」という恐怖と闘いながらの受験勉強
では中々身に入らないのではないかと余計な心配までしてしまう。
それにしても、何で毎年この時期を受験シーズンとするのだろうかと思う。
官庁など日本の主な機関の会計年度が4月から始まることからそのようになって
いるのかもしれないが、入学式を4月に統一したとしても試験を2月や3月などの
ギリギリに行う必要はないように思う。
北海道の同時期がどのような環境下にあるのか、わかっているのだろうか。
体調管理だけではなく、移動手段となる交通網が遮断されてしまうことも珍しく
ないハイリスクなこの時期に無理してやらなければならない理由が見当たらない。
9月、10月に試験を実施して、入学までの約半年間を進学に向けた準備や今まで
学んだ内容の復習、人生勉強の期間にあてたらよいのではないかと思ったりする。
こういうことを言うと、「できない理由」をあれこれと並べ立てる関係者が多く
いる。「できない」のではなく「やろうとしない」だけと思えてならない。