先日、当方が開設予定の新規事業に導入する『特殊浴槽』を見学する目的で札幌市
内にある営業所のショールームをお邪魔させていただいた。
病気や障がい等の理由で、自分の思うように体を動かすことができない方にとっ
て、『入浴』は非常にハードルが高い。
また、介助する方にとっても、身体的負担が大きいうえに、転倒転落のリスクが
高くなることから精神的な負担もある。
そうした状況で、ご本人や介護者が少ない不安や負担で入浴することができる方法
に特殊浴槽(機械浴槽)の利用がある。
この特殊浴槽は、病院や老人福祉施設等で設置されていることは多くあるが、在宅
生活を過ごしている方が利用できる機会は少ない。
通所系サービスで特殊浴槽を設置している事業者は希少価値がつくほど少なく、座
った状態ではなく寝たままの状態で入浴できるタイプのものを設置している事業者
となるとほとんどない。
そこで、在宅生活を過ごしている方が寝たままの状態で入浴支援を受けるには
訪問入浴サービスを利用することになる。
しかし、訪問入浴は運営している事業者が極端に少なく、江別市内には1か所も
ない。そのため、札幌市内の事業者へ依頼することになるが、数社しかなく常に
込み合っているため、思うとおりにサービス利用に結び付かないこともある。
こうした状況を踏まえて、当方の開設予定の新規事業では、在宅生活を過ごして
いる方がより気軽に寝たままでも入浴できる環境を整えたいと考えている。
事業を開設した暁には、多くの方々のご要望にお応えしたい。
それにしても、当ブログの最近のネタに『入浴』が多いのは、このことばかり考え
ていたからかもしれない・・。