昨日は、『日本のお父さん』の多くが眠い目をこすりながら歓喜に沸いたことでは
ないだろうか。
プロゴルファーの松山英樹さんが、プロゴルフ世界最高峰の舞台の一つである
『マスターズ・トーナメント』で日本人としては初となる優勝を果たした。
天才と言われ、無類の努力家と言われた人であっても到達するまでに10年の歳月
がかかった。
終身雇用や年功序列とは無縁のプロスポーツの世界であるが、一つのことを直向に
打ち込む姿は周りから見ていても美しいと感じる。
前述の終身雇用や年功序列制度が崩壊し始めてきて、「転職してステップアップ
することがかっこよく、一つの会社で働き続けることがかっこ悪い」といった風潮
が出始めているように感じる。
ステップアップを図ることが悪いとは思わないし、自分自身もそのような生き方を
してきたが、一つのことを続けることがかっこ悪いとも思わない。
何事においても『続けることができる』のは、立派な才能ではないかと思う。
私もこの業界に身を置いて25年の歳月が達つ。他の業界の仕事をしたいと思った
ことはなく、許されるならこの仕事を今後も続けたい。
それにしても、
2年前には、渋野日向子さんが同様の舞台で優勝を遂げている。
開催が危ぶまれているオリンピック・パラリンピックではあるが、予定通り開催
された暁には、日本人選手の活躍を大いに期待したい。