とうとう、北海道にも2度目の『緊急事態宣言』が16日から発令されることに
なった。現状の新型コロナウイルス感染症拡大を見ると当然の措置であろう。
こうした緊急事態において、我が国では一種の『根性論』がまかり通ってしまう
ことに違和感を覚える。
「頑張って、外出自粛して、我慢していれば春が来る」と。
ここまで同感染症が再拡大してしまった理由は一つではないが、ワクチン接種が
出遅れたことが大きな要因となっていることは疑う余地がない。
当ブログの『放火並みに卑劣な行為』でも取り上げた通り、炎上商法で暴利を得る
マスコミ各社によるワクチンネガティブキャンペーンが、ワクチン接種の出遅れの
一端を担ったと言っても過言ではないだろう。
また、同様に当ブログで再三指摘している厚生労働省の為体はひどすぎる。
ワクチンも医療従事者も必要量の確保調整が全くできず、ワクチン接種にかかる
一元管理もできないうえに、まるで「風疹の予防接種」でも行うかのような、
のんびりとした対応を続けている。
「100年に1度の危機」と言われるこの状況を根性論で押し通すことには無理が
あるだろう。
また、マスコミ各社には「必要な情報だけ流して、無用な煽りをやめろ」と言い
たいし、厚生労働省には「自分たちではこの危機管理はできない」と白旗を上げろ
と言いたい。
さらには、「飲食店や国民に我慢を強いるだけの根性論的な政策では、感染症の
拡大を阻止することはできない」と声を大にして言いたい。
危機的状況にこそ、真価が問われる。
平時における有用性はあっても、有事には無用または害となる存在もある。