猛暑続きで『夏バテ』と言う方もいらっしゃることだろう。
熱いと言えば、西村経済再生担当大臣の「新型コロナウイルス対策の要請に応じ
ない飲食店に対して金融機関から働きかけを行っていただく」という発言が大いに
炎上している。
当ブログでは再三にわたって「飲食業へのイジメの度が過ぎる」と指摘してきたが
ここまでくると『愚の極み』と言ったところか。
お隣の国のように「国民の行動を完全管理しよう」とでも考えているのだろうか。
100歩譲って、緊急事態の状況下にそのような強権を発令する必要があると
なったとしても、法整備も明確な基準もなく「イジメやすいところをターゲットと
する」などと言うことが許されてよいはずはない。
オリンピック・パラリンピックなどの世界を舞台にした祭典は『強者』であるため
必要な行動制限をするどころか無観客の見直しやIOC役員の歓迎会開催など行動を
拡大する方向へ進んでいる。そして、「こうすることで同ウイルス感染拡大を抑止
できる」と理屈作りを懸命に行っている。
当ブログでは再三にわたって「飲食業の営業規制は同感染拡大防止に役立たない」
と指摘してきた。オリンピック・パラリンピックと同様にいくらでも理屈作りが
できるはずである。
これでは『イジメの構造』と全く変わらない。
「強気を助け、弱気をくじく」、これをいじめと言わず何というのか。