毎朝の通勤時、通学路の横断歩道で黄色の旗を持って子供たちを事故から守るため
に誘導してくれている方々をよく見かける。おそらくは、保護者や自治会の方々が
担っているのだろう。(昔は緑のおばさんだったが、今はなんと呼ぶのだろう)
車で通勤しているこちらにも笑顔で会釈してくれる方もおり、とても気持ちの良い
朝を迎えられる。
「子供は親が育てるもの」というが、親の力だけでは子供は育たない。地域の力や
教育現場の力を借りて育まれていくものである。
これは、高齢者にも当てはまることではないかと思う。
「親は子供が介護するもの」というが、子供の力だけでは担いきれない。介護現場
の力を借りなければ難しい場面がたくさんある。
しかし介護においては、『地域の力』が子供のそれほどには活躍できていないよう
に感じている。
以前当ブログで
『認知症予防が大きな声で繰り返し叫ばれることと同じくらいに「認知症になった
っていいじゃん」と繰り返し叫びたい。
そのためには、たとえ認知症を発症したとしても不安なく生活を継続することが
できるような世の中の仕組み作りや必要な社会資源を創造していかなければなら
ないと強く思う。』と述べた。
『地域の力』という社会資源が育まれることによって、介護を必要とする高齢者や
障がいを持った方々の生活は格段に豊かになっていくと思う。
「そのために我々にできることは何か?」
これが私の人生をかけたテーマである。