北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

小規模多機能ホームみのりの丘(魅力)

2018.8.6

先週に引き続き、『小規模多機能型居宅介護』について書いてみたいと思います。

 

前回、『小規模多機能型居宅介護』の特徴として

・なじみの同じ介護者(スタッフ)が通い、訪問、泊りの全てに対応する。

・通いなれた場所で泊まることもできる。

・24時間、365日切れ目なくサービスを提供する。

を挙げました。

 

 

現在ご利用されている方で、こんな例がありました。

 

90代の男性、妻と二人暮らし

こちらのサービスを利用される前までは、ご自分で買い物、妻と二人分の調理を

一人で行っておりました。

 

しかし、加齢と持病のひざ痛の悪化などにより、買い物や調理が十分にできなく

なってきたところで、訪問介護(ヘルパーサービス)を利用することになりまし

た。

そのころから外出の機会も減り、部分的にできるはずの調理もほとんどやらなく

なってしまいました。

 

そんな折にご縁があり当事業所を利用されることになりました。

 

元々、体を動かすことが好きだった方なので、『通い』サービスの体操やゲームに

は積極的に参加されていました。

ただし、自宅では調理をほとんど行っていないことは変わりありませんでした。

 

そこで、『通い』サービス中にスタッフが、その日の夕食は何を食べたいかを聞き

自宅の冷蔵庫には無いものを「一緒に買いに行こう。」と誘い出して、近くのスー

パーへ出かけました。

 

1年前までは、買い物へも行っていたため、スーパーへ行くと自分の目で見て、手に

取り、商品を吟味して買い求めました。

 

『通い』サービスが終了して、自宅へ送り届け、引き続きスタッフが『訪問』サー

ビスに入り、夕食の支度を始めることになったのですが、その際に「せっかく自分

で吟味して買ってきた食材だから、一緒にご飯支度しましょう。」と台所へ誘いま

した。

 

すると、「久しぶりにやるか。」といって、台所に立って慣れた手つきで、コメを

研ぎ始めました。

 

この方は、今でも元気に当事業所を利用されております。また、台所にも立って、

スタッフと一緒に調理しております。

 

こういった支援が実現できることが、『小規模多機能型居宅介護』の特徴であり、

魅力であると感じております。

 

そんな魅力あり、事業ではありますが、いくつかの課題も抱えております。

あすは、そんな課題について、書いてみたいと思います。