先週、『3回目となる新型コロナウイルスワクチン接種』の案内が自宅に届いた。
昨今の爆発的な感染拡大を鑑みると早々に接種したほうが良いと考えている。
しかし、新型コロナウイルス感染症対策は、これまでと同様の考え方で本当に良い
のだろうか。
当方が運営する介護サービス事業をご利用されている高齢者は、様々な疾患を抱え
新たに発症あるいは悪化する危険性を持ちながら生活している。その方々が、感染
症以外の疾患で入院治療が必要となっても、従来通りの流れで適切な治療まで辿り
着けないことがしばしば起きている。
その理由は一つではないが、新型コロナウイルス感染症対策により入院病床が従来
の流れで利用できないことが大いに影響している。
新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株は、いままでの変異株より感染力
が高いため、これまで以上に感染者が増える可能性が大いにある。
一方で、致死率はデータ不足で正確な数値が中々出せない状況にあるものの、0.2
~0.4%と言われており、0.1%程度と言われているインフルエンザウイルス感染に
よる致死率に近づいてきている。
年末年始、餅詰まらせによる窒息や雪道での転倒骨折など季節的に増えてくる事故
も多く発生している。本来であれば、命を落とすことはなかったであろう事故や
軽度の疾病でも、通常の流れで治療を受けることが出来なければ、高齢者にとって
は命取りになることは十分にある。
そろそろ、感染症法による分類を2類からインフルエンザと同じ5類へ変更する
必要があるように思える。