世の中は、大型連休真っ最中といったところのようだ。
あいにく国内の天候があまり良くない予報が出ているが、今回は2年ぶりに自粛
規制のない連休となったため、海外や国内旅行を計画している方も多くいらっしゃ
ると聞く。
国も少しずつ、新型コロナウイルスとの向き合い方を考え直しているところだろう
と思うが、そんな矢先に下記の報道を見た。
『厚生労働省は4月27日の分科会で、4回目の新型コロナウイルスワクチンの
接種について、その費用を公費で賄う予防接種法上の「特例臨時接種」に位置付け
た。対象は60歳以上の人、18歳以上で基礎疾患がある、または重症化リスクが
高いと医師が判断した人とした。医療従事者や介護従事者も、これに該当しなけれ
ば対象に含まれない。』
この内容は要するに、感染により重症化するリスクの高い方のみを手当して、一般
の方でワクチン接種を希望する人は自費で受けてくれということである。
早い話が、インフルエンザ予防接種と同等の扱いに近づけつつあるということだ。
おそらくは、今後の隔離や自宅待機の期間もインフルエンザ感染と同等の扱いに
近づけていくことだろうと思う。
こうした動きは、欧米諸国の対応から2、3歩後れを取っていたため、迅速な対応
とはいいがたいが、「ようやく国も重い腰を上げてくれたか」と安堵している。
しかし、インフルエンザウイルスに感染して亡くなる方が年間1万人ほどいると
言われている。コロナウイルスであろうとインフルエンザウイルスであろうと感染
すると命を落とす危険性はある。
折角習慣となった感染症対策は今後も生かしていくべきだろう。