先日、北海道医療新聞社『介護新聞』で、当方が今年4月に開設したナーシング
ホームみのりの丘(看護小規模多機能型居宅介護)を取り上げていただいた。
当方のことをよく知る記者さんによる取材ということもあって、記事の内容は当方
の思いを存分に反映していただいた。
同記事にもあるとおり、「体や病気、家族等の周辺環境が変化しても、在宅生活を
継続することができる。」という選択肢を確立したいとの思いから現在に至るまで
の高齢者介護サービスを運営してきた。
これから先のテーマは、『地域との共生』だと考えている。
介護が必要な方であろうと、障がいを抱えている方であろうと、地域の一員である
ことに変わりはない。しかし、そうした方々が地域の一員として社会参加すること
は容易ではなく、時として非常に高いハードルを越えなければならない。
そして、その高く見えるハードルを低く感じさせるためには、地域の方々のご理解
やご協力が不可欠である。
『ノーマライゼーション』という言葉が一般的に使われるようになって久しいが、
現実社会においてはまだまだ越えなければならないハードルが山のように存在して
いる。
我々は、どのような状況にある方でも「住みやすい」と感じることができる町を
作る一役を担いたいと考えている。
地域の中に、高齢者介護サービスが徐々に浸透してきているが、同サービスだけで
地域の支え合いが完結するわけではない。地域にお住いの一般の方々が「自分も
担い手の一人である」という意識を持つとその支え合いが実現に近づいていく。
そのため、我々がこれから先より一層尽力したいのは、地域にお住いの一般の方々
が少しでも意識を高めることができるような活動を積極的かつ継続的に実践して
いくことである。
今後、当ブログで具体的な活動内容をご紹介していきたいと思う。