ここ数日、当ブログで新型コロナウイルス感染症対策についての話題を取り上げて
いたところ、様々な反響があった。その中には、「介護を必要とする高齢者を預か
る身でありながら、感染症対策を軽視するとはいかがなものか。」とか「マスクの
着用はもはやルールのようなものなのにそれを否定するとは何事か。」などなど。
予めお伝えしておくが、当方は、新型コロナウイルスを含めたウイルス感染症対策
を軽視など全くしていない。もっとはっきり言えば、一般の方々と比較してもより
厳密かつ厳格に対策を講じている。だからこそ、根拠の乏しいエセ科学的情報や
周囲の雰囲気のみを重んじる同調圧力に惑わされないことを心がけている。
上記のようなことを言ってくる方々は、最新の新型コロナウイルス感染症の重症化
率や死亡率を把握しているのだろうか。いずれの数値もインフルエンザウイルスの
それを下回っていることを認識しているのだろうか。
今や弱毒化が進んでいる新型コロナウイルスよりも、これから流行し始めるインフ
ルエンザウイルスの方が警戒を強めなければならない対象物であることを理解して
いるのだろうか。
ご利用者やスタッフの生活や生命を守ろうと真剣に取り組んでいるからこそ、でき
るだけ多くの情報を収集し、その中から適切な情報を分別して状況を把握し、適切
な対策を実行しているのである。
低俗なワイドショーあたりを情報源としている“評論家気取りのエセ専門家”のいう
ことなど百害あって一利もない。
新型コロナウイルスが流行し始めた当初から、この手の評論家気取りに翻弄されて
きた高齢者施設がたくさんあった。
改めて言うが、新型コロナウイルス感染症対策に人流抑制やマスクの着用は、優位
な効果は得られていない。それどころか、猛暑が続くこの時期に外出自粛やマスク
の着用を強要することは、心身の機能低下や脳梗塞、心筋梗塞、熱中症など防げた
はずの新たな病気を発症させる危険性を大いに含んでいる。
「新型コロナウイルスはとても危険なウイルス、でもワクチン打ってマスクをつけ
ていれば対策は万全」などという神話を信奉している時点でどうかしている。
この様な信者が横行してしまっては、守れるはずの命も守れなくなる。