『全国の新型コロナの感染者数が初めて18万人を超えたことを受け、厚生労働省
の専門家会合で「緊急事態宣言を検討する時期ではないか」という意見が出た。』
という報道の一方で
『新型コロナウイルスの感染した人の濃厚接触者が自宅などで待機する期間につい
て、現行の原則7日間から5日間に短縮、検査で陰性を確認できた場合は3日目に
待機を解除する案が出ている。』
との報道も出ている。
今までもそうであったが、政府の新型コロナウイルス感染症対策は、いよいよ迷走
状態を極めている。そして、専門家と称する方々の科学的根拠の乏しい指摘や提言
がさらに迷走を助長している。
その専門家と称する方の中には、未だに“行動制限”の必要性を強く主張している者
がいる。そうした制限を施すことによって、どれだけ感染症拡大を抑止することが
できるのか是非とも科学的な根拠を示してもらいたいものである。
また、『療養者数は増加し、病床使用率は総じて上昇傾向にある。重症者数や死亡
者数は低水準だが増加傾向にある。』と指摘している専門家と称する方もいるよう
だが、“治療”の必要性がほとんどない方まで入院させているのだから、病床使用率
が上昇するのは当たり前であろう。その結果として、“治療”を必要とする重症化率
や死亡率の高い他の疾患を持つ患者が適切な入院治療を受けることの妨げになって
いる。
手洗いうがい、マスクの着用、室内換気など最低限のマナーを推奨することはあっ
ても、重症化率や死亡率の低いこのウイルスに、行動制限など全く効果がない対策
を提言する必要はない。
もういい加減、“専門家”の看板を下ろした方が良いのではないかと思う方々が大勢
いる。それなりに影響力があるので、ただ騒いでいる一般国民よりたちが悪い。