先日、事前に申請手続きを行っていた『マイナンバーカード』を受け取るために
札幌駅近くにある札幌マイナンバーカードセンターへ行ってきた。
受取は事前予約性であったため、会場が込み合うことはなく手続きもスムーズに
行われた。
マイナンバーカードには、様々なメリットデメリットがあるとこれまで多くの人が
語っていたが、私が今まで作成しなかった理由は特になく、この度作成することに
なったのも「何となく」であった。
いずれにしても、これまでより行政手続きが簡単かつ便利になることは喜ばしい
ことであり、大いに活用していこうと考えている。
それにしても、札幌マイナンバーカードセンターへ出向いて感じたこととしては、
一人の来場者に対して10名前後のスタッフが対応していた“ムダ”について
である。
実際に手続きにかかわってくれたスタッフは、窓口対応の一人と受け渡し手続きに
かかわってくれたスタッフ一人の計二名で、残りのスタッフは暇そうに雑談して
いる姿が印象的だった。
事前予約性なのだから、どの時間にどの程度の来場者がいるのかわかっているはず
なのに「なんて無駄な人員配置をしているのだろう」と思う。
この様な状況は、新型コロナウイルスワクチンの接種会場でも見受けられた。
国は我々民間企業に「生産性の向上」とか言ってくるが、国費や人材を垂れ流して
いるのはどっちなのだろうか。
我々の業界では、「一人のご利用者に対して10名のスタッフが対応し、残りの
スタッフは暇そうに雑談する」などと言うことはあり得ない。万一、そのような
ことが常態化していれば間違いなく国は「人員削減や報酬額の減額」といった政策
を立ててくる。
自分に甘く他人に厳しい官僚が主導する「生産性の向上」は、本当に実現可能なの
だろうか。