北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

生産性が上がらない国

2022.7.27

先日、事前に申請手続きを行っていた『マイナンバーカード』を受け取るために

札幌駅近くにある札幌マイナンバーカードセンターへ行ってきた。

受取は事前予約性であったため、会場が込み合うことはなく手続きもスムーズに

行われた。

 

マイナンバーカードには、様々なメリットデメリットがあるとこれまで多くの人が

語っていたが、私が今まで作成しなかった理由は特になく、この度作成することに

なったのも「何となく」であった。

いずれにしても、これまでより行政手続きが簡単かつ便利になることは喜ばしい

ことであり、大いに活用していこうと考えている。

 

それにしても、札幌マイナンバーカードセンターへ出向いて感じたこととしては、

一人の来場者に対して10名前後のスタッフが対応していた“ムダ”について

である。

実際に手続きにかかわってくれたスタッフは、窓口対応の一人と受け渡し手続きに

かかわってくれたスタッフ一人の計二名で、残りのスタッフは暇そうに雑談して

いる姿が印象的だった。

事前予約性なのだから、どの時間にどの程度の来場者がいるのかわかっているはず

なのに「なんて無駄な人員配置をしているのだろう」と思う。

この様な状況は、新型コロナウイルスワクチンの接種会場でも見受けられた。

 

国は我々民間企業に「生産性の向上」とか言ってくるが、国費や人材を垂れ流して

いるのはどっちなのだろうか。

我々の業界では、「一人のご利用者に対して10名のスタッフが対応し、残りの

スタッフは暇そうに雑談する」などと言うことはあり得ない。万一、そのような

ことが常態化していれば間違いなく国は「人員削減や報酬額の減額」といった政策

を立ててくる。

 

自分に甘く他人に厳しい官僚が主導する「生産性の向上」は、本当に実現可能なの

だろうか。