昨日の“山の日”からお盆休みに入る方も多くいらっしゃると思う。
当方スタッフにも、交代でお盆休みを取っていただいている。
その間を“コロナとの戦い”の疲れを癒す休息やリフレッシュに当てていただければ
と思う。
そして、久しぶりの自主規制を求めないお盆ということもあって、各地へ帰省や
旅行に出かける方も多くいらっしゃるらしい。
ちなみに、国内の旅行先の人気は、北海道と沖縄県が不動の2トップらしい。
かなり昔の話になるが、本州に在住の知人から「今度北海道へ遊びに行くから案内
をしてほしい」と頼まれたことがあった。北海道には1度も来たことがないその人
は、おそらく有意義な旅行にしたいと旅行ガイドなどを見ながら計画を立てていた
のだろう。しかしそのプランを見て仰天した。
そのプランは、「札幌を起点として、ドラマ“北の国から”でおなじみの富良野市へ
行き、釧路湿原で丹頂鶴を見て、函館で活イカ刺を食べる。これを1日で」という
ものだった。
この人は、北海道がいかに広いかということを知らなかったようだ。
仮に車で移動すると想定した場合、札幌市中心地から富良野市までは約115㎞、
富良野市から釧路市までは約130㎞、釧路市から函館市までは約540㎞、函館
市から札幌市までは約300㎞ある。すべて足すと1000㎞以上ある。
車で移動すると想定した場合、東京から1000㎞というと福岡県あたりになる。
寝ないで車を走らせれば、1日で走破することは可能かもしれないが、殺人的な
スケジュールであることは間違いなく、各名所を見て回ったり食事を楽しむ余裕は
全くない。当然のことながら、その知人はプランの変更を余儀なくされた。
これから北海道旅行を計画する方々へ
自分たちが思っているより北海道は広いので、余裕を持った計画を立てることを
お勧めしたい。無理な計画は事故のもとである。その上で、感染症対策にも留意
してもらいたい。
そして、北海道のすばらしさを堪能してもらいたい。