北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

はやく間違いに気が付かなければ

2022.11.26

遅い!おそい!遅すぎる!
『厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけの見直しに向け、本格的な検討を始める方針を固めた。季節性インフルエンザ並みの「5類」への引き下げが念頭にあり、近く専門家を交えて新型コロナの感染力や感染した場合の症状の重さ、変異の可能性などの評価に着手する。』

 

政治は、この判断を下すためにどれほど無駄な時間を費やし、どれほど多くの国民

がその犠牲となったことか。通常であれば救われたはずの命が、感染症法上の2類

時に1類相当の対策を講じたために、まともな治療を受けることができなかった人

がどれほど多くいたことか。

今現在、骨折していても、脳梗塞の症状があっても、熱があるという理由で病院を

たらい回しにされている要介護高齢者がごまんといる。その間に病状が悪化した方

や命を落としてしまった方が相当数いる。

その状況は、「コロナに感染したから仕方がない」などということでは全くない。

適切な治療を受けることができていれば救われた命ばかりである。

 

政治は、「国民の多くの理解が得られそうだ。」と確信できたからようやく重い腰

をあげることとなった。この状況はもはや政治判断ではなく、国民が判断したに

等しい。その程度の判断しかできない政治家など存在価値は全くない。

多くの国民の理解が得られていない状況であっても、判断を下さなければならない

場面はたくさんある。その際に丁寧な説明を怠るから大きな問題になるだけだ。

 

また、政治は判断できないだけではなく、医師免許を持っているだけの専門家?に

判断根拠を委ねすぎである。その専門家?が、忖度なしにしがらみなしに国へ提言

しているとはとても思えない。医師会を中心とした『感染症法上の2類、時に1類

相当の対策』論者は、最もらしい(屁理屈としか思えない)理屈を並べているが、

国民や患者の利益などほとんど考えておらず、自分達の利益が損なわれないように

まして不利益を被ることがないようにとしか考えていない。

彼らの頭の中は、『訴訟リスクと補助金解除』のことでいっぱいになっている。

事実、「コロナのおかげですごく儲かった」とかほざいている病院経営者をたくさ

ん知っている。

 

現状、新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスと同等の危険度である。

無論、どんなウイルスでも致死率がゼロというものはないが、感染症法上の2類

時に1類相当の対策を講じるということは、エボラ出血熱や結核菌への対策と同程

度の取り扱いを行うということである。そこまではやりすぎだし、実際にそこまで

突き詰めた対策を講じてはいない。

 

都合の悪いところは5類相当として、都合のいいところだけ2類あるいは1類相当

と主張している二枚舌が、医師会を中心とした『感染症法上の2類、時に1類相当

の対策』論者の実態である。

こんなインチキ専門家によって多くの国民の命が危険にさらされている。

 

国民ももっと賢くならなければならない。インチキ専門家の言うことを信用して

無用に新型コロナウイルスを恐れて、いざ自分が骨折していても、脳梗塞の症状が

あっても、熱があるという理由で病院をたらい回しにされて初めて間違いに気が付

いたのでは手遅れである。