ここのところ続けて身近な方が病に倒れるという状況にあっている。それも自分と
年齢が近い方々ばかりである。
その方には、お見舞い申し上げるとともに1日も早い回復をお祈り申し上げたい。
自分自身、「まだまだ若い。」などと思っていても、長年酷使した体のあちこちが
悲鳴を上げていても不思議ではない年齢になってきている。責務を果たしつつでは
あるが、健康に留意しながら務めを果たしたいと考えている。
しかしどれだけ注意を払っていても避けられない病もある。
ここ最近当方に、若年性認知症を患っているという方からの相談が増えている。
その中には自分よりもお若い方もいらっしゃる。まだまだ働き盛りで、一家の稼ぎ
頭であった方もいらっしゃる。
当然望んでそのような状態になったわけでもなく、十分に注意を払っていても避け
ることが難しいこの病を患っている方々に対する社会的保障があまりにも脆弱すぎ
ると常々感じている。
昨年から当ブログで言い続けていることではあるが、『要介護1と2の高齢者に
対する訪問介護、通所介護を市町村が運営する「総合事業」へ移管する構想』に
反対を唱えている輩は、若年性認知症を患っているという方々の現状を理解して
いるのだろうか。
「総合事業へ移管する」ことによって生命や生活に著しい障壁が生まれる方々が
どれほどいるというのだろうか。
働くことも難しくなり、年金等の収入もなく、養わなければならない家族がいる方
にとっては、社会保障が生命線となる。
もっと優先すべき社会保障が山ほどあるということを理解しているのだろうか。
昨今の社会保障制度はあまりにも高齢者を厚遇しすぎており、若年者への冷遇が
半端ない。本当にこれでいいのだろうか。