先日、当方のご利用者のご家族からこんな相談がありました。
*個人が特定されないように若干内容を脚色しております。
Aさん「裁判所から書類が届いたんだけど、なんだかよくわからない。昨日から妻
と二人で処理することができず、パニック状態になっている。こちらへ来て書類を
見てもらえませんか?」とのことでした。
「何か、新手の詐欺かなぁ」などと頭に浮かべながら、急いでご利用者宅へ向かい
ました。
到着してすぐに書類を拝見したところ、『遺産相続にかかる相続税の支払い』に
ついての内容でした。
よくよく話を聞いてみると、この家族が、最近亡くなられた叔母の遺産相続人に
なっているとのことでした。
書類の内容をくまなく確認しましたが、詐欺の類では全くなく、担当弁護士から
の正式な書類でした。
また、相続する金額が中々の高額であったため、相続税もそれなりの金額でした。
今回の相談を受けて、改めて感じたことは、
介護支援専門員が受ける相談内容は、介護と直接的に関連が少ないことがとても
多いため、それに伴って、介護支援専門員には幅広い知識が要求されるということ
と、
このご夫婦のように、高齢で近隣に家族がおらず、相談ができる身近な方が全く
いない方々には、幅が広く柔軟な支援が必要になるということです。