ここのところ、全国各地で震度4以上の大きな揺れを感じる地震が起きている。
”地震大国”といわれる日本に住んでいる以上は、ある程度やむを得ないことと
思って生活している方も多くいらっしゃるのかもしれない。
それでも、時に甚大な被害を受けることもあるし、命を脅かされることも少なく
ないとあっては、悠長に構えてはいられない。
それにしても、防災○○研究所などの専門家が作成する「地震発生予想地図」が
ことごとく外れていることが大いに気になる。
天気予報が外れても、「やれやれ外れたか」程度のことで済むのかもしれないが
地震に関してはその程度では済まない。
発生確率が高いと予想される場所に比較すると、低いと予想されている場所の地震
対策は無防備の状態になりやすい。また、そういった場所に住んでいる方の中には
「発生する確率がかなり低いといわれている場所だから」という予想を信じて生活
している方も少なからずいると思う。そうすると、地震対策への意識も低くなる
ことも必然となる。
「この地域は治安がよく、事件の発生率が低いので、とても住みやすいですよ」と
案内された場所が、実は犯罪が多発する場所だったとしたどう思うだろう。
犯罪が多発することが予めわかっていたら、もっとセキュリティーを高めることも
あっただろうし、そもそもその地域に居住しようと思わなかったかもしれない。
今回発生している地震は、「発生する確率がかなり低い」と予想されている場所
ばかりで起きている。改めて、”地震発生予想地図”なるものがいい加減な内容と
なっていることを実感する。
それでも国やマスコミは、この予想地図をまことしやかな情報として垂れ流し続け
ている。地震の専門家とやらも国もマスコミも、誤情報を垂れ流しし続けている罪
は決して軽くはない。
でもこれって何だか、新型コロナウイルス感染症のときと同じ状況のように思う。
感染症の専門家も国もマスコミも、誤情報を垂れ流しし続け、今は大した後始末も
せずに時が過ぎることをジッと待っている。
「一体何の専門家なのだろうか」と思われる謎の存在があまりにも多すぎるように
感じる。それでも肩書に「○○の専門家」と付くと、根拠はなくても何となく信頼
してしまう国民性って、何なのだろう。
そんなインチキ専門家のいうことを信じて自分の身を危険にさらすことほど愚かな
ことはないのではないかと思ってしまう。
たとえ長年その道の研究を続けている人物であったとしても、客観的な根拠を示せ
ないような人のいうことをもろ手を挙げて信用するべきではないだろう。