今月27日に投開票がおこなわれた衆議院議員選挙は、自民・公明の与党が大幅に
議席を減らし、過半数を割り込む結果となった。
今回専ら話題となった「パーティー収入の不記載の裏金疑惑」など、政治と金が
クローズアップされた選挙となったわけだが、国民不在で好き勝手やり放題の政治
にストップをかけるという意味では一定の意義がある結果といえるだろう。
ただし、数千万円もの不記載があった議員がどや顔で当選している姿を見ていると
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ことになるのかなぁと思ったりする。
私は支持している特定の政党も候補者もいないので、選挙の都度に政党や候補者の
政策を聞いて投票することにしているのだが、今回はどの政党や候補者の公約を
聞いていても、財源を無視した耳障りの言い夢物語を語る候補者や歯の浮くような
セリフを並べる候補者ばかりで、白票を投じようかと思ったくらいひどかった。
それでも劣勢に立たされた与党議員や優勢に転じた野党議員の今後の振る舞いには
注目していこうと思っている。情勢が大きく変わった時こそ、人の本性が見えやす
くでるものである。
以前に当ブログで書いた言葉をもう一度書いておこうと思う。
「ミスしたことを受け止めるのは意外と難しい。
人から非難されたくはないし、何らかの責任を取らなければならないことは出来る
だけ避けたいものである。
どうにかして責任の所在を転嫁するか曖昧にするかして、やり過ごしたいと考える
人がいても不思議ではない。
ただ残念ながら、そういった人は人から信用されない。」