お米の値段高騰が全く納まらない。
多くのご家庭でも値段高騰が家計を直撃していることと思うが、当方が運営する
給食センターでは、平均すると毎月150kgのお米をご利用者への食事や配食用
のお弁当の提供に使用しているため、その影響は非常に大きい。
若い世代の方が食事を提供する対象であれば、パンや麺類への代替えの比重を大き
くするなどの対応が可能かもしれないが、私たちが対象とするご年配者の趣向とし
てはやはり主食は白米と考える方が多くいるため、白米の提供は避けて通ることは
難しい。
こうした背景もあって、来月6月から提供する食事や弁当の値段を少しばかり値上
げさせていただくこととした。
食料品に限らず、物価が上がってきていることから、「お米だけ値段を下げて」とは
言えないが、今一納得できないことがある。
お米の値段が上がるということは、農家さんの収入が増えると考えることが一般的
と思われるが、値段ばかりが挙がって農家さんの収入はほとんど変わっていないと
いう報道をよく目にする。
それらの報道によっては、「農協が搾取しているのではないか」とか「外国人が投資
目的で買い占めているのではないか」などと言われているが、残念ながら私には
真実を知るすべがない。
世代によっておコメの消費量に変化が生じてきていると言われてはいるが、それで
も「日本人の主食は米」と考える人が多くいることもまた事実だ。
そう考えると、物価の上昇以上にお米の値段が高騰することについては、何らかの
対策を講じるべきであろう。
でも、あの大臣じゃ・・・。