「夏に生まれた人は暑さに強い」という言葉を聞いたことがあるのだが、
私に限って言えば、その言葉は全くあてはまらない。
先月の下旬から引き続いて、今月に入っても非常に暑い日ばかりで、完全にバテて
いる自分に気が付く。
最近毎年のように感じていることではあるが、「北海道って、こんなに暑かった?」
札幌管区気象台が公表しているデータを見ると、北海道の平均気温は50年前と
比較すると0.5℃ほど上昇しているようだ。
また、気温が30℃を超える日数が年間通じてほとんどなかった稚内や釧路でも
ここ数年は当たり前のように記録されている。
体感では0.5℃どころか、もっと上がっているように思うが、データを見ても
「北海道は暑くなってきている」ようだ。
特に持病を抱えているわけではない私であってもかなりきついと感じているので、
持病を抱えた高齢者にとっては相当キツイ状況にあるのではないかと想像する。
以前にも申し上げた通り、高齢者は一般成人と比較すると脱水状態になりやすく、
寒暖の感覚が鈍くなり、高温多湿の場所にいても違和感を覚えにくい。
また、汗をかく機能が衰え、体温を下げることが難しくなるとともに、喉の渇きを
感じにくく、自発的な水分摂取につながりにくい。
さらには、持病を抱えているとその危険度は増してしまう。
そのため、周囲の方々の配慮や支援が重要になってくる。
皆様には、自分自身の健康管理と同時に近くにいる高齢者への配慮や支援を是非
ともお願いしたい。