”大雪が降って、気温がぐんと下がって、晴れ間が見える”とあっという間に凍結
路面の出来上がりとなる。
今がまさにそういった状態にあり、歩道も車道も至る所がツルツルと滑りやすく
なっている。
以前、テレビ番組内で「北海道の人はツルツル路面に慣れているから転ばない」と
コメントしている人がいたが、そんなことはない。道民だって、よく転ぶ。北国の
凍結路面を侮ってはいけない。
それでもあえて「慣れている」ということに着目すると、ツルツル路面でよく転ぶ
ことが身に沁みついているので、「転んでも大怪我に至らないように」と厚手の手袋
や帽子を着用して外出するなど、対策を講じている人が多くいるように思う。
そういう見方から「北海道の人はツルツル路面に慣れているから転ばない」のでは
なく、「北海道の人は転ぶことに慣れているから大怪我しない術を知っている」と
いうことなのだろうと思う。
これは”何かに失敗する”ことへの対処方法とよく似ているように思う。
失敗することそのものに強い執着を持つ人は、得てして失敗することを恐れるあま
りに「何もしない」か「失敗したことを隠す」傾向にあるように思う。
仕舞には、「自分は悪くない」と責任転嫁して失敗など存在していなかったかのよう
に振舞う人がいたりする。
その場はそういった方法で”やり過ごす”ことができたとしても、何の解決にもなら
ないし、失敗したことから学びを得ることはほぼないだろう。
私は、残念ながら「よく失敗する人」である。今年も様々な場面で失敗している。
無論何事においても、失敗しないように用意周到の構えで臨むし、自分や他人の
生活や生命に大きな影響を与える危険性が高い事柄であればなおさらだ。
しかし同時に、失敗しても「大きな損害が及ばないように」ということも考える
ようにしている。
私たちは人間である以上は、失敗から完全に解き放たれることはない。
大切なことは、『失敗から何を学ぶか』ではないのだろうか。
