災害級の降雪も一段落し、冬季オリンピックが閉会し、衆議院議員総選挙も終わり
ようやく平時に戻れると思った矢先に、これまでの疲れがドッと出てしまったのか
体調を崩してしまった。
不幸中の幸いでインフルエンザや新型コロナ等の感染症ではなかったが、何日かは
寝込んでしまうほどしんどかった。
数日間、自宅療養を余儀なくされている間は、普段はあまり目にしないような情報
を得る機会が多くあった。その中で個人的に興味を引いた情報としては、『AIの
革新的な進歩によりホワイトカラーの大量失業は既に始まっている』といった内容
の記事だ。
以前からそうした声を聞くことは多くあったが、それでも「まだ先の話だろう」
くらいに受け止めていた節があったが、現状はそんなに先の事ではないらしい。
これまでは主流であった「対話型AI」は、膨大なデータから質問に対する答えを
導き出すことを得意としていた。そして、その能力は”言葉”の領域にとどまって
いることが特徴だった。そのため、解答を示すことはできても解決することができ
なかった。
ところが、先日アメリカのある会社が発表した「行動型AI」は、単に解答を示すの
ではなく、予測と計画に基づいて実行することが可能となるシステムらしい。
その記事にある事例を引用すると、”フライトが欠航した場合”
これまでのAIでは、顧客に対して「お詫びと再予約の通知、手続き窓口への誘導」
が限界であったが、新しいAI技術では「本人確認、空席状況を把握し予約の確定、
返金や保証の処理」まで一元的に処理してしまうらしい。
更にその記事では、「今後はオペレーション業務の大部分をAIが担うことになる」
と結論付けている。
オペレーション業務と言えば、以前当ブログでも取り上げた、米国の人類学者デヴ
ィッド・グレーバー教授が提唱した”ブルシット・ジョブ”定義された「組織のなか
の存在してはならない欠陥を取り繕うためだけに存在している苦情処理などの仕事」
にあてはまる。
個人的には、AIの革新的な進歩に一抹の不安を覚えずにはいられないが、ブルシッ
ト・ジョブの一掃に役立ってくれるのであれば大歓迎だ。
できれば、私の大嫌いな電話で押し売りしてくる「人材派遣・紹介」の業務も一掃
してもらいたい。
