昨日、知人の紹介で『千歳リハビリテーション大学』へご挨拶を兼ねてお邪魔
させていただいた。
同大学は、長年多く理学療法士や作業療法士を輩出してきた歴史ある学校で、
平成29年に専門学校から大学へ組織運営を変更している。
ちなみに、当方が運営する訪問看護に所属する二人の理学療法士も同大学の出身
である。
話しを戻すが、
応対いただいた副学長や副学院長のお話は非常に興味深いものだった。
「旧来の専門学校から4年生の大学、そして大学院と高度な専門技術と知識を習得
して社会へ出ていくことになるが、医師や看護師と比較するとどうしても社会需要
や認知度が見劣りしてしまう。また、類似する業種として柔道整復師という資格が
ある。歴史的背景からそうした資格者との競合に競り負けてしまうことが多い。」
私たちの現場でも
社会福祉や介護福祉の専門職として、資格を取得して社会へ出ても、中々思う
ような活躍の場や報酬が得られなかったりする。
しかし、『卵が先か鶏が先か』である。
こうした高度で専門性の高い技術や知識は、必ず日の目を見ると確信している。
少子高齢社会、ノーマライゼーションの発展といった社会背景から、理学療法士や
作業療法士の社会ニーズは益々広がりを見せる。
更なる発展には、現役有資格者の活躍にかかっている。
しかし、一言水を差すと『資格は仕事をしない。仕事は人がする。』である。