昨日、行政手続きの電子化を推進する『デジタルファースト法案』に関する報道
が流れており、その中で『日本のはんこ文化』の今後が話題となっていた。
私自身、一個人として、介護の専門職として、会社の経営者として日常的に印鑑を
使用している。
その種類も法人印、銀行印、個人の実印、認めで使用する三文判、シャチハタなど
様々な印鑑をそれぞれの場面で使い分けて使用している。
ほぼ毎日のように使用している印鑑であるが、
報道の中で某担当大臣も同様のことを言っていた「ここで、この印鑑を押す
ことに何の意味があるのだろうか。」と思うことも日常的にある。
もう一つ、同報道で気になったことは、
どっかの国会議員が「ハンコは、日本の文化であり、特に高齢者に名なじみ深い
物なので無くすべきではない。」と言っていたことである。
業務上、高齢者と契約書類等を取り交わす中で、「印鑑必要かい?うまく押せない
し面倒だ。代わりに押してくれるかい?」といったやり取りが頻繁にある。
たしかに、ハンコは文化かもしれないし、完全に無くす必要もないとは思うが、
若者であれ、高齢者であれ、利便性の恩恵は等しく受ける権利がある。
一国会議員の私見を訴えるために高齢者を『ダシ』に使うのはやめてもらいたい
ものである。