先日、『商業捕鯨の是非』をテーマにしたテレビ番組を見ていた。
捕鯨を反対する理由には、「絶滅危惧種だから。哺乳類は一度に多くの子どもを
産まないから貴重。」などが挙げられていた。
これまで多くの動植物を絶滅させてきた人間の懺悔から来る発想なのか?
人間にとって有害なものは抹殺され、有益なものは養殖してでも殺して食べる。
これが人間である。
また、「イルカやクジラは、知的能力が高い動物だから。」と、ここまでくると
支離滅裂の発想である。
人間にはこのような発想が根底にあるため、障がいを持った方や高齢者への差別や
偏見が治まらない。
しかし、この話題になると「日本人ばかりいじめやがって!」なんて話になるが
日本の『動物愛護法』では、犬や猫は大切に扱わなければならないと規定されて
いる一方で豚や牛にはそのような規定はない。
クジラ肉を全く食べたことがない私にとっては、商業捕鯨の是非はどうでもいい
ことであり、犬を飼っている私にとって動物愛護法は、非常に大切なものである。
もっともな理屈をいくら並べても、しょせん人間なんてそんないい加減で勝手な
生き物である。
それでも、食事の前には「(動植物の命を)いただきます。」という日本の文化は
素晴らしいと思ったりする。