北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

多数決の正義

2019.4.9

道知事・道議会議員選挙がおわり、江別市では残すところ、江別市議会議員選挙

のみとなった。

ようやく、選挙カーの騒音に悩まされずに済むことになる。

 

選挙と言えば、『多数決』。1票でも多く、得票した者の勝ちとなる。

 

 

民主主義の原則でもあるこの『多数決』は、時として少数派を冷遇する。

 

選挙権を持つ者の内、高齢者の人口が爆発的に増えており、それ以外の世代で

選挙権を持つ者は毎年のように激減している。

 

候補者の公約は当然のように、『高齢者を優遇(結果的にその他の世代は冷遇)』

というものが多い。

 

限られた財源の中で、様々な政策を実現する上では、世代別に区分けしなければ

ならないことも多い。そのため、こうした優遇や冷遇といった格差が出てしまう。

 

しかし、少子化が叫ばれ始めてから久しく経つが、これでは若者は育たない。

 

 

高齢者介護の分野は、当然対象者は高齢者であり、高齢者のための政策が

講じられている。

しかし、「地域に住むすべての人たちが、より住みやすいと感じる地域づくり」

という視点で考えれば、すべての世代が対象となる。

 

世代で細分化しすぎず、マクロな視点で国民、道民、市民を支える政策作りを

当選した代議士に求めたい。