道知事・道議会議員選挙がおわり、江別市では残すところ、江別市議会議員選挙
のみとなった。
ようやく、選挙カーの騒音に悩まされずに済むことになる。
選挙と言えば、『多数決』。1票でも多く、得票した者の勝ちとなる。
民主主義の原則でもあるこの『多数決』は、時として少数派を冷遇する。
選挙権を持つ者の内、高齢者の人口が爆発的に増えており、それ以外の世代で
選挙権を持つ者は毎年のように激減している。
候補者の公約は当然のように、『高齢者を優遇(結果的にその他の世代は冷遇)』
というものが多い。
限られた財源の中で、様々な政策を実現する上では、世代別に区分けしなければ
ならないことも多い。そのため、こうした優遇や冷遇といった格差が出てしまう。
しかし、少子化が叫ばれ始めてから久しく経つが、これでは若者は育たない。
高齢者介護の分野は、当然対象者は高齢者であり、高齢者のための政策が
講じられている。
しかし、「地域に住むすべての人たちが、より住みやすいと感じる地域づくり」
という視点で考えれば、すべての世代が対象となる。
世代で細分化しすぎず、マクロな視点で国民、道民、市民を支える政策作りを
当選した代議士に求めたい。