先日、『企業主導型保育所』の開設で国の助成金の支給が決まったように装い、
信用組合から融資金1億円余りをだまし取ったとして福岡市のコンサルティング
会社の代表取締役ら3人が東京地検特捜部に逮捕されるという報道があった。
主犯格の人物は、脱税や暴力事件を起こすなどの前科があり、『札付きのわる』と
して有名らしい。
そんな人物が、企業主導型保育所に目をつけたのは、この助成金制度がいわゆる
『ざる制度』と呼ばれる不正や犯罪の温床と成りうる審査がいい加減なものだから
だろう。
当方には、小さなお子さんを抱えながらも「仕事は続けたい。」と願うスタッフが
数多くいる。
そういったスタッフの負担を少しでも減らすことができればと、企業主導型保育所
の開設を検討していたが、こういった詐欺事件等が頻発するようでは、制度の継続
すら怪しいため、本気で開設準備をすることもできない。
昨日のブログで取り上げた『70歳までの雇用継続』といい、
国民に聞こえのいい言葉の看板をぶら下げて、中身が全く伴わない政権の運営には
うんざりである。
もう少し、後先を考えてくれよ。