数年前に知人から「そこそこ売れている芸能人を事務所を通さずに呼ぶことが
できるので通常より安く済むから、そちらの忘年会に呼んでみませんか。」と
言われたことがある。
あまり興味がなかったので、丁重にお断りさせていただいた。
今思えば、話題の『闇営業』ということだろう。
このネーミングは、非常に悪い印象を与えるが、いわゆる『副業』ということ
なので、いいか悪いかは所属する会社との雇用契約次第だろうと思う。
大手運送会社の佐川急便が『週休3日制及び副業OK』という方針を打ち出したのが
2年前のことである。
そして、その流れに乗っかろうと他社もこぞって同様の方針を検討している。
この方針自体については、未だに賛否両論があり、個人的にもいいとも悪いとも
言えないところである。
しかし、
当ブログの『社会資本主義をめざすか?』で取り上げたように、国の政策は企業に
対して非常に難しいかじ取りを要求する内容ばかりで、体力が低下しつつある企業
としては、生き残りをかけて必死に試行錯誤しながら活路を見出そうとしている。
そういった点から、今回の話題に対して『闇』という冠をつけて、印象操作する
マスコミ各社の悪意には嫌気がさす。
今回の話題の捉え方は、反社会勢力とのつながりの良し悪しであって、副業の良し
悪しであってはならない。
今回の話題では、所属する会社が副業を『認めている』と言っているのだから、
外の人間があれこれ言うのは余計なお世話である。
副収入に対して、適切な税務申告をしておけば、社会的な問題はない。
そんなおり、渦中の宮迫博之氏が引退するとの報道が出ている。
一般の会社員も反社会勢力とのつながりが表面はした場合には、解雇されるという
ことになるのだろうか?