本日、夏の全国高校野球選手権大会『俗にいう甲子園』が開幕した。
普段は野球に興味はないが、地元や地縁の高校を応援するという方も多いのでは
ないだろうか。
ところで、
興味のない方々にはどうでもよい話だろうが、
先日、海外女子ゴルフのメジャー大会である『全英女子オープン』で、渋野日向子
さんが劇的な優勝を遂げた。
この話題のすごさは何かといえば、
昨年にプロテストを合格したばかりで、海外の大会には一度も出場したことがない
彼女が、世界最高峰の大会でいきなり優勝してしまったことにある。
卒業したての元高校球児が、いきなりメジャーリーグでMVPを取ってしまうような
非現実的なサクセスストーリーである。
そして、
渋野さんがもう一つ大きな話題となっていることがある。
多くのゴルフプレイヤーが、苦境に立たされると怒りをあらわにしたり、苦虫を
かむ表情を見せる中で、彼女はそう言った場面になっても終始笑顔を見せ、応援
してくれるギャラリーにハイタッチや手を振って応えていたことである。
その状況を見て、海外のメディアは親しみを込めて『スマイリング・シンデレラ』
と愛称を付けた。
笑顔で過ごしていれば、何でも解決するとまでは思っていない。
世の中は、『平等』ではなく、『理不尽』の連続である。
誰にでも必ず幸運が巡ってくるわけではなく、そのチャンスすら与えられずこの世
に別れを告げた人もいるだろう。
ただ、国内外で悲惨な事件の報道が相次ぐ中で、
『世の中のせいばかりにして、自ら幸運を逃してしまっている』人たちが大勢いる
ように感じる。
『笑顔』は、人間だけがコントロールして作ることができる表情と言われている。
『笑顔』は、周りの人を幸せな気持ちにさせ、自分自身も幸せになれる。