先日、大変お世話になっている地域の方からの相談があった。
「高齢者クラブに参加しているある方が、失禁をしている状態でお越しになること
が多く、周囲も気遣いながら対応しているが上手く行かない。どう対応したら良い
のかわからず困っている。」とのことだった。
『住み慣れた地域、通いなれた場所、長年交流がある知人や友人』とは、
人が暮らしの中で育んできた情緒的な結びつきであり、最も大切にしていることの
一つであろうと思う。
しかし、
病気や加齢、障がいなどによって、自分にとって心地よいはずの環境が一変して
しまうことがある。
そうした変化も含めて、情緒的な結びつきを継続することが『共に生きる』という
ことなのではないかと思っている。
そのためには、病気や加齢、障がいといったことへの理解を深めることが不可欠
ではないだろうか。
近日、同高齢者クラブで講話をすることとなっており、『共に生きる』をテーマに
お話をしたいと考えている。