北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

自分の特性に気が付く

2019.9.12

『ADHD』という言葉をご存じだろうか。

 

医療、特に精神科や小児科の分野では非常にメジャーな病名であり、日本語では

『注意欠如多動性障害』と呼ばれており、集中力のなさ、落ち着きのなさ、順番

待ちができないなどの3つの特性を中心とした発達障害のことを指す。

 

幼少期に発症することが多くみられるこの障害は、大人になっても持続する場合が

あり、遺伝的な要因が強いと言われているが、原因は未だにはっきりしていない。

 

斯く言う私も幼少期から同様の症状を自覚していた。

 

苦手と感じることへの集中力が持続せず、周囲の子たちが難なくクリアできている

ことも上手に対応できないことが多かった。

しかし、好きなことや得意と感じていたことへの集中力は、周囲の子たちに引けを

取らないばかりか圧倒することも多かった。

 

いずれにしても、「何か周りの子たちと自分は違うなあ。」とモヤモヤしていた。

 

中学生となり、ひょんなことがきっかけで『ADHD』の存在を知った。

丸っきり自分の状態とぴったり合うことに驚いたと同時に、おかしな言い方かも

しれないが、モヤモヤが晴れてとてもうれしかったこと記憶している。

 

それ以降は、『自分の特性』と認識し、試行錯誤しながら様々な問題解決の方法を

考えて、目の前にある諸問題にあたることとした。

 

未だに解決できていないことが多く残ってはいるものの、社会人として、経営者

として何とかここまでやって来れたのは、比較的早い段階で『自分の特性』に気が

付くことができたからではないかと感じている。

 

私の周りにも、似たような特性を持った方々が少なからずいらっしゃる。

 

自分自身の経験から、

弱みとしてコンプレックスを感じるのではなく、『自分の特性』と認識することで

未来が開かれるとアドバイスしたい。