ワールドカップラグビーが盛況に終わったばかりであるが、振り返ると何度となく
訪れたピンチを乗り越えたラグビー日本代表のファイティングスピリッツは本当に
素晴らしいと感じた。
政界、スポーツ界、そして企業内においても、様々な場面でピンチが訪れる。
そして、そのピンチをどのように乗り越えるかによって、その個人や組織の資質が
問われることになる。
相も変わらず、『足の引っ張り合い』を続ける政界にはうんざりさせられる。
当方の事業所内においても、この時期特有の『スタッフの病欠』というピンチが
再三訪れる。
健康管理には十分に気を付けているとはいっても、そこはやはり人間である。
このピンチを団結力と機転を利かせることによって、まるで何事もなかったかの
ように立ち振る舞う当方のスタッフたちにはいつも敬服する。(自画自賛!)
先日、テレビのオリンピック特集で『新体操の団体競技』を取り上げている番組
を見た。
ある選手が、「どれだけ練習を積み重ねても、演技の最中にミスが出てしまうので
ミスが出ることを想定した陣形を組んだり、ミスが出ても演技がストップしない
練習もしている。」とコメントしていたことが強く印象に残った。
ピンチの際に団結することも大事だが、そのことばかりに頼っているようでは
スタッフが疲弊してしまう。
どれだけ、ピンチが発生することをあらかじめ想定し準備することができるか
どうかが、良質なサービスを継続的に提供するカギになると改めて感じた。