月: 2018年9月
2018.9.27
介護保険制度では、
定員が少数(18名以下)の通所介護(デイサービス)や小規模多機能型居宅介護
等の地域密着型の介護サービスには、運営推進会議の開催が義務づけられている。
この会議の開催目的は主に、
①事業所の運営の透明性確保
②サービスの質の維持・向上
③地域に開かれた事業所であること
といったところで、
出席者は、
サービスの利用者及びその家族、行政の担当者、地域住民の代表者、有識者、事業
所の現場責任者などで構成されている。
当方が運営する事業には、
その要件に当てはまる事業所が3か所ある。
その中で、野幌屯田町にある『デイサービスセンターみのりの丘野幌』で昨日、
運営推進会議が開催された。
同事業所が、より地域に開かれ、より貢献するためにはどのような活動が求められ
るかといった内容について、参加者から有益なご意見をたくさんいただいた。
また、先の地震による対応についても多くのご意見をいただいた。
地域にとって有用な存在であり続けるために、我々がなすべきことは山積している
が、今後も誠実に事業を運営してまりたい。
ご出席いただいた皆様、ありがとうございました。
2018.9.25
先日、自民党総裁選挙で安倍首相が三選を果たしたようだが、
この場で、政治の話をするつもりはなく、そのニュースと共に報道されていた世論
調査で気になることがあったので、そのことについて触れたい。
某新聞の報道で、『公的年金の受給開始を現在の70歳よりも後にする』ことへの
調査結果が、反対57%、賛成33%ということだった。
人それぞれ事情はあるとは思うが、57%の反対とはあまりにも多すぎるように
感じる。
破綻寸前の公的年金財政は、受給額が増えれば増えただけ、自分の子供や孫につけ
が回ることになる。高齢者が増え続け、子供が減り続けている現代において、その
つけは、増える一方である。
また、仕事柄、70代、80代の方々とお会いする機会がとても多いが、「おじい
ちゃん、おばあちゃん」とお呼びするのはおこがましいほど、元気な方々が非常に
多くいらっしゃる。
高齢者であれ、障がいを持っている人であれ、働ける人は働き、社会参加や貢献が
できる人は積極的に行い、互いに助け合うことで次世代につけを回さず、かつ充実
した生活を過ごすことが、今まで以上に重要になってくると考える。
ただし、
ある意味『理想論』とも思えるこのような状況を作るためには、国民一人一人の
意識や企業等の社会環境の変革が必要になるでしょう。
2018.9.20
先日、ご訪問させていただいたお宅で、このようなやり取りがあった。
※個人が特定されないように若干内容を脚色しております。
妹夫婦から「姉夫婦は、母の介護を十分には担えていない。」と言われ、「でも、
こちらにも事情があるので母親を引き取ることはできない。」とも言われ、家族間
で揉めている。
恐らくは、
姉夫婦も妹夫婦も、母親を思う気持ちに変わりはないと思うが、認知症を患って
いる方を介護している場合などでは、同居している家族とそうではない家族との間
には、相違点が出てきてしまうことがよく見受けられる。
一つには、
同居していない家族は、24時間365日の母親の状態を看ているわけではないため、
断片的な情報しか持ち合わせていない。
そのため、部分的な情報と元気だった頃の母親像を重ね合わせて、美化してしまう
傾向がある。
一方、同居している家族は、毎日の母親の状態を看ているため、調子がいい時も
あれば悪い時もあることを知っている。そして、そのギャップへの対応に悩まされ
ることがよくある。
この『ギャップへの認識』が相違点となってしまうのである。
もう一つとしては、
『社会性』ではないかと思う。
誰しも、自宅で過ごすときの身なりはラフな服装でも、仕事や社交的な場へ出向く
ときはそれなりに身ぎれいな服装ででかけるものである。
認知症状が進行しても、よほど重度の末期症状ではない限り、この『社会性』は
保たれると言われている。
自分の家で毎日顔を合わせる家族とたまにしか会わない家族とでは、母親が見せる
顔が変わってくることがある。
そのため、同居していない家族が「お母さん、すごくしっかりしているのに、姉夫
婦はボケているとか大変だとかばかり言う。」という発言になる。
冒頭でも言ったとおり、姉夫婦も妹夫婦も母親を思う気持ちに変わりはないので、
双方が抱えるギャップをどのようにして埋めていくのかも介護支援専門員の重要な
役割であると考えている。
2018.9.18
この度の震災で数日間停電したことを受けて、
改めて、電気のありがたみを感じ、大切に使わなければいけないと心に刻んだ。
しかし、
きらびやかな照明の下で、「節電にご協力ください。」と言っているテレビ画面の
向こう側にいる方々が、何とも滑稽に思えたし、その画面をのんきに見ている自分
も心に刻んでいないなぁと感じる。
また、今回の停電を受けて、
「『泊原発』が稼働していれば、ここまでの停電は起きなかった。」との論調から
原発推進の議論が活発に行われていることが気になる。
科学的な根拠を持ち合わせていない私が、原発について論じることに些か抵抗は
あるが、人間の英知をもってしても制御できないものは使用するべきではないと
思う。
多くの物は、使用するとゴミが出る。
原発も同様に、使用すると『放射性廃棄物』というゴミが出る。
このゴミは、無害になるまでに約10万年かかるといわれており、現代の文明に発展
して数百年しか経過していない人類にとっては、途方もない年数になる。
また、
東日本大震災で、原発の安全神話がもろくも崩れたことは、多くの国民が周知して
いることである。
巷では、
明確な根拠も示さずに『安全・安心』を連呼する方々(団体)が多くいるが、これ
ほど信用できないものはないと思っている。
ケアマネージャーが作成するケアプラン上にも、明確な根拠のない『安全に、安心
して』の言葉が躍っている。このようなケアマネージャーも信用に足りない。
2018.9.14
毎週金曜日に開催している地域交流カフェですが、
先週は、震災の翌日ということもあって中止させていただきました。
そして、本日2週間ぶりに開催いたしましたのでご紹介いたします。
今回は、食事前のイベントは行わずに、震災を受けて『困ったこと、工夫した
こと、これからに備えたいこと』を皆で意見を出し合うことにしました。
経験したばかりのことでしたから、皆さんからたくさんの意見を伺うことができ
ました。ぜひとも今後に生かしたいと考えております。
会場が賭けに暗いなぁ~と感じたため、「なんで電気をつけないの?」とスタッフ
に聞くと会場の参加者から「こういう時は節電しなきゃダメだよ。」と言われ、
ハッとした思いがしました。
今日の食事は、こんな感じです。
皆さん、ご参加ありがとうございました。
来週もお待ちしております!!
2018.9.13
毎年この時期には、当方が運営する施設で敬老会の催しがあります。
デイサービスセンターみのりの丘では、今月11日~13日にかけて、地域で活動され
ているボランティア団体(個人)の方々にお越しいただいて、演芸等を披露して
いただきました。
『語り・ひとり芝居ぐるーぷ うるうる亭』の皆さん
『札幌斎藤支部門人会 大麻千鳥会』の皆さん
本日は、『アンドリンの調べ』藤野正幸さんにお越しいただきます。
活気と熱気と笑い声が施設中に充満しており、ご利用者の笑顔がとても印象的
でした。
お越しいただいた皆さん、本当にありがとうございました。
2018.9.12
大地震が発生して1週間ほどが経過しましたが、
江別市は、ほぼ震災前と大きく変わらなく生活することができております。
自宅でも電気がようやく復旧し、テレビを見ていたら、北海道で創業して道内各地
に店舗があるコンビニエンスストア『セイコーマート』が取り上げられてました。
今回のような震災を想定して、各店舗の電源確保や物流がストップしないための、
様々な対策を講じているとのことでした。
自分自身も実感しましたが、『セイコーマート』は今回の震災時にもほとんど店を
閉めず、品ぞろえも他店と比べて多く揃っていた印象があります。
今までは、職場や自宅の近くにある全国展開している大手コンビニエンスストアを
利用することが多かったのですが、これだけ道民の生活を考えてくれているお店を
蔑ろにしてはいけないと思いました。
人は、困ったときや助けが欲しい時に手を差し伸べてくれる人(団体)が本当の
意味で自分の味方であると感じることがあるのではないでしょうか。
私たちも、地域の方々からそのように感じていただける存在になりたいと強く
思ったしだいです。
2018.9.11
ようやく電気が復旧して、今まで通りの介護サービスが提供できる状況になって
きました。
そんな折に
当方が運営する施設に看板犬がやってきた!
うちの飼い犬ですが、
大地震の影響で、足を怪我してしまい、自宅にはおいてはいけない状況になって
しまったため、日中帯のみ当施設で預かることにしました。
名前は『モジ-』、性別は男の子、年齢は今年の2月生まれの7ヶ月
犬種は『ミニチュアシュナウザーとケアンテリア』のミックス犬
愛想はいいが、セラピー犬になれるのか?
2018.9.7
台風が過ぎ去り、一息ついたばかりの6日午前3時すぎに
胆振地方中東部を震源地とするM6.7、震度7の大地震が発生しました。
この地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
札幌市は震度5の揺れで、
深い眠りについていた時間でしたが、さすがの揺れで飛び起きました。
北海道で生まれ育って、これだけ大きな地震は初めての経験でした。
揺れが収まったことを確認してからすぐに、近くのコンビニエンスストアで水や
食料等を調達して、当方が運営する施設へと急いで向かいました。
町中停電して、信号機も点灯していない暗闇で、いつまた来るかもしれない余震を
警戒しながら車を走らせることは恐怖そのものでした。
同時に各部署長へ連絡しましたが、皆一様に冷静だったことに拍子抜けしたととも
にとても勇気づけられました。
幸い、ご利用者やスタッフに怪我はなく、建物も損傷は受けておりませんでしたが
『停電』で、通常の支援を行うには大きな支障をきたしておりました。
ただ、水がまだ出ていたので、いつ『断水』になっても対応できるように浴槽や
バケツに水を貯め、電源の確保に走りました。
朝方には、
どこの店も人でごった返しており、道路にはガソリンを求めて長い車列ができて
おりました。
昼を過ぎると、
どこのお店も臨時休業の状態で、閑散とした風景になっておりました。
こうした混乱の中でも、
信号機が点灯していない交差点で、互いに譲り合い、事故や大きな渋滞がなかった
ことに関して、江別市の方々は本当に素晴らしいと感じました。
状況が落ち着いた深夜にフッと空を見上げると、普段の江別市では見ることができ
ないほどの満天の星空が開けておりました。
明日以降もまだまだ対応に追われることになりますが、散々な1日にあって、少し
だけホッと一息付けた瞬間でした。
2018.9.5
台風21号の影響で国内各地に大きな被害をもたらしているようです。
この台風は、北海道にも上陸しましたが、一部の公共交通機関が運休したり、道路
が倒れた木で塞がれて通行止めになっていたりしております。
北海道で生まれ育ちましたが、ここまで大きな被害が出た台風はほとんど記憶に
ありません。
今朝、散歩を兼ねて自宅周辺の状況を確認しに外へ出ましたが、
いたるところで、このような状態になっておりました。
当方が運営する施設のことが気になり、急いで向かうと、
見たことがない風景になっておりました。
当方の施設をご利用されている方々の迎えにも大きな影響を及ぼし、朝から四苦
八苦しておりました。
昨日から、台風の北海道上陸がニュースで流れていたので、風で飛ばされないよう
に屋外に置いていた物を自宅内へ収容して万全の備えをしましたが・・
その時に履いていた屋外用のスリッパを取り込み忘れ、朝起きてみると案の定、
風に持っていかれてしまいました。
とても気に入っていたスリッパだったので、トホホです。
私は、スリッパだけで済みましたが、皆さんは大丈夫でしたか。