北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

月別: 2018年10月

職業体験学習の受入れ

2018.10.31

今月、3回に分けて江別市内の中学校3校から『職業体験学習』として中学生数名を

受け入れている。

 

この事業は、中学生の職業観や勤労観を醸成することが大きな目的となっている。

 

 

初日からご利用者と積極的にお話をされている生徒さんもいれば、人見知りが強い

のか、中々お話をすることができずにいる生徒さんもいた。

 

 

5年後、10年後に同生徒さん達が社会人となるときに、今回の体験が少しでもお役

に立てればと思う。

また、その中から一人でも多くの方が、我々と同じ道を選んでくれれば、

なお嬉しい。

自主防災避難訓練(大麻第二住区)

2018.10.30

大麻地区にある当方の施設は、『大麻第二住区自治連合会』に属する。

 

『住区』は、複数自治会(町内会)の連合体で、日常生活圏域とほぼ同義である。

『大麻第二住区自治連合会』は、約20の自治会から形成されており、約1,700世帯

がこの地域で暮らしている。

 

第二というくらいなので、第一もあり、ちなみに第三まである。

 

この『大麻第二住区自治連合会』で当月28日(日)に自主防災訓練が実施された。

私は、同自治連合会の副会長を拝命していることもあり、防災対策副本部長として

同訓練に参加した。

 

江別市危機対策室参事、江別市消防団員、北翔大学教授に来賓としてお越しいただ

き、大掛かりな訓練となった。

 

北翔大学の千里先生のご指導による『避難所生活のストレスを緩和する』ために

段ボールで簡易的な仕切りやベッド、椅子を参加者みんなで作った。

簡単に作れた割に非常に強度があることに驚かされた。

 

 

江別市消防団員のご指導の下で、『初期消火』や『人口蘇生』の模擬訓練も行っ

た。

初めて消火器を手に持ったという地域住民もいたが、不測の事態に向けた良い準備

ができたのではないだろうか。

 

マグニチュード7の直下型地震が発生したという想定で、8:30から開始された

この訓練(役員はかなり早くから来ていた)は昼に終了した。訓練後には、炊き出

しの想定で準備された『おにぎりと豚汁』を参加者の皆さんと頂いた。

 

 

同訓練を終えて、この地域の強みと弱みが浮き彫りになったように感じる。いつ来

るかわからない震災に対して、役員、地域住民の皆さんとともにできる限りの備え

をしたい。

 

願わくば、こうした震災が起きないでほしいと思うが、『備えあれば患いなし』

である。

大麻地域創造会議(10月)

2018.10.29

毎月定例となっているこの会議を今回も紹介させていただく。

 

『住みやすいまちを自らの手で作っていこう』と発足したこの会議で、数か月前

から話が進んでいた、『地域コミュニティサロン』プレオープンが当月23日(火)

に開催され、多くの来場者でにぎわい大盛況に終わったことを報告した。

 

報告後には、今回の反省と次回に向けた企画案が話し合われた。

「一度だけで終わらせないように!」、「当会の発足目的に合った活動を!」など

様々な意見を頂戴した。

 

 

 

また、江別市の生活支援コーディネーターのご出席もいただけたので、江別市の

取り組みや課題についてご紹介いただいた。

今後の私たちの活動に役立てたいと思う。

 

ご出席いただいた皆様、お疲れさまでした 。

ごみゼロ運動

2018.10.25

本日開催した、不定期で行っている『ごみゼロ運動』の紹介です。

 

当方で立ち上げた『生活支援サービス』の活動の一環で、年に数回ほど商店街周辺

のゴミ拾いを行っております。

 

住みよいまちと実感するうえで、『きれいな町』であることも重要と考えます。

 

 

当方施設を出発して、早速ゴミ拾いです。

 

 

10月末の肌寒い季節だったが、「動いてると体が熱くなってくるね。」と

いい運動にもなった様子。

 

意外とゴミが多く落ちていたが、「お金とか財布とかは落ちてないね(笑)。」

など、楽しく活動ができた。

 

今後もこうした活動を通じて、『住みよいまちづくり』に貢献していきたい。

 

ご参加いただいた皆さん、お疲れさまでした!

 

 

生活支援コーディネーター

2018.10.24

昨日のブログでご紹介した『地域コミュニティサロン』に『生活支援コーディネー

ター』が見学に訪れた。

 

『生活支援コーディネーター』は、

平成27年度の介護保険制度改定時に地域の支え合いを推進する役割を持つ者という

位置付けで各市区町村に配置することが義務付けられた。

 

その具体的な役割は、

①社会資源の開発

②社会資源間のネットワーク構築

③支援を必要とする人と支援する人(団体)のマッチング

といったところで、江別市では、『社会福祉協議会』が受託して、その役割を

担っている。

 

今回の『地域コミュニティサロン』を主催した大麻地域創造会議が明日行われる

が、その会議にも同コーディネーターが出席してくださるとのことだった。

 

江別市の現状や課題を含めて、我々の取り組みをさらに飛躍させることができる

ような情報提供を期待したい。

地域コミュニティサロン(プレオープン)

2018.10.23

当ブログにて、幾度かご紹介した地域コミュニティサロンのプレオープンが本日

開催された。

 

 

この地域で活動されている方々による手工芸品の展示販売が行われた。

 

 

 

どれも手ごろな値段なのに、可愛らしくて、日常的に使えるものばかりである。

 

思わず私も何点か購入してしまった。

 

どの程度、地域の方々がいらっしゃるか不安はあったが

 

このとおり、一時は足の踏み場もないほど、大勢の方々にご来場いただいた。

 

同時にカレーライスが300円と大変リーズナブルな価格で提供された。

 

こちらも、昼過ぎには完売し、大盛況だった。

 

今後も、第2弾、第3弾と続けてほしいと切に願っております。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

軽度の支援への対応(その3)

2018.10.22

自分で自分の身の回りのことがほとんどできる方にとっては、

病気や障がい、加齢によってできなくなる『ちょっとしたつまづき』がたいした

ことではないように感じるかもしれない。

 

歩行器や車いすを利用されている方にとっては、5㎝の段差が、健常者の5m壁と

同様に感じるかもしれない。

 

腰痛や膝痛が強い方にとっては、今までは便利に感じていた100m先のショッピン

グセンターが10㎞先にあるように感じるかもしれない。

 

そして、北海道は雪国である。

除排雪、凍った路面、雪でできた傾斜、防寒対策などなど、地域特有の障害物が

あり、ちょっとしたつまづき程度であったはずのものが、生活や生命を脅かす『大

きな障壁』となってしまう。

 

結果として、

望まずして、住み慣れた自宅や地域を離れることを余儀なくされてしまう。

 

こうした、『ちょっとしたつまづき』に支援の手を差し伸べることができれば、

住み慣れた自宅や地域での生活を継続することができる方がたくさんいる。

 

昭和の時代は、隣人同士で『醤油やみその貸し借りや子育て、高齢者介護支援』が

日常的に行われていた。

平成から新年号へと変更されようとしている現代においては、時代背景からそう

したことがごく普通のこととして処理されることは難しい。

 

しかし、

先週も書いたように、それらすべてを公費で賄うことには無理がある。

 

昭和の時代のように『ごく普通のこと』としてできないのであれば、行政機関、

民間企業、地域住民が一体となってシステマチックに処理していくしかない。

 

毎月、当ブログでも紹介している『大麻地域創造会議』は、こうした課題を目に

見える形で実践しようと立ち上げたものである。

 

これまでも、地域情報の発信や地域助け合いの促進など、様々な活動を行ってきた

が、明日は更なる活動の場を広げるための拠点となる『地域コミュニティサロン』

のプレオープンが予定されている。

この活動については、明日詳しくお伝えしたい。

軽度の支援への対応(その2)

2018.10.19

昨日に引き続き、『軽度の支援』への対応について書いてみたい。

 

国の施策で、『介護が必要となる状態を未然に防ごう』と約30年近く続けられて

いる事業がある。

 

その事業は時代背景と共に名称の変更はあるが、内容は大きく変わっていない。

平成2年に創設された在宅介護支援センターによる介護予防教室、平成18年からは

介護予防特定高齢者施策、平成22年からは二次予防事業と名称のみ変更された。

 

これらの事業の考え方は、

高齢者が要介護状態になるのは、運動機能や口腔機能が低下したり、口腔衛生や

栄養状態が不良になることによって起こるため、短期集中ミッションでこれらの

危険因子を取り除くというものである。

当然、この事業は公費によって行われる。

 

しかし、

これらの事業に対する客観的な成果は未だに報告されていない。

にもかかわらず、大切な社会保障費を使って30年近く未だに続けられている。

 

国は、この取り組みが正しいと信じているのか、考えることそのものを止めて惰性

で取り組んでいるのかはわからないが、非常に効果が薄いことはだれの目から見て

も明らかである。

 

何故、効果が薄いのか、

人は、『食べて、出して、寝ることで生命を維持する』という単純なつくりには

なっていない。

人は生きていくうえで、『情緒的な結びつきや自尊心、自己実現』が重要な要素と

なる。

心身の機能が衰えるのは、結果であって主要の原因ではない。

医療従事者がよく陥る『木を見て森を見ず』、『病気を見て生活を見ず』である。

 

そのため、

国の基準に該当した高齢者を自治会館等に集めて、3か月間集中して体操や栄養

指導を受けて、「はい、元気になりましたね。あとは自分で頑張って。」といって

効果など出るわけがない。

まるで、テレビでよく流されているダイエットCMのようである。

 

さらに付け加えていうならば、

こうした事業に参加する方の大半は、行政にいちいち言われなくても、老化予防に

関心がある方々ばかりで、運動や趣味にかかるサークル活動をいくつも掛け持ち

している。

本来、ターゲットにしたいのは、そうした活動を行っていない方であるが、この

事業への参加率は極めて低い。

 

国を含めた行政機関が主導する事業は、

『公平性や客観性』とかいう制限があるため、全国どこの地域へ行っても、同じ

ようなメンバーが同じような活動をまるで金太郎飴のように行っている。

 

そこで、『ノーベル医学・生理学賞』を受賞した京都大学特別教授の本庶先生の

言葉が思い出される。

「・・何が正しいのか何が重要なのかわからいところで、この山に向かってみんな

で攻めようということはナンセンスで、多くの人に、できるだけたくさんの山を

踏破して、そこに何があるかということをまず理解したうえで、どの山が本当に

重要な山かということを調べる・・(中略)・・もっともっとたくさんの人に

チャンスを与えるべきだと思います。」

 

各地域では、民間もしくはボランタリーな活動で、効果が期待される取り組みが

いくつもある。無駄な活動に巨額の公費を投じるくらいなら、地域のこうした取り

組みに対して少額でもいいから助成したほうがよほど効果が期待される。

 

今回は『介護予防』を中心に書いたが、次回は『地域の助け合い』について書いて

みたいと思う。

 

軽度の支援への対応(その1)

2018.10.18

先日の閣議で来年10月に消費税を現状の8%から10%へ引き上げることが決定

したようである。

この消費増税の一部は、増え続ける社会保障費を補てんする目的も持っている。

 

社会保障費を財源とする介護保険サービスを運営する経営者としては、喜ばなけれ

ばならないニュースなのかもしれないが、私個人としては、消費税で社会保障費を

補てんすることには大反対である。

 

どのような類の保険であっても、財源は保険料とするべきである。

消費税は、介護保険制度を利用することができない、10代、20代、30代の若者も

支払っている。

 

これは、自分の家計を考える上で、隣人の通帳も当てにして計画するようなもので

世間一般から考えれば、非常識な考えということになる。

 

介護保険制度は、財源が少ないにもかかわらず、風呂敷を広げすぎたため、昨今の

問題が起きている。

本来、社会保障制度で対応することが好ましくはない、軽度の支援についても幅広

く対応する制度設計になっている。

 

そこで、国は『要支援者や要介護1、2』の方々の介護給付を廃止しようとして

いるのだが、このやり方が非常に乱暴で受け入れがたい。

中長期的なビジョンもなく、自己保身と不正まみれの財務省にかじ取りを任せて

いては、日本の未来はお先真っ暗である。

 

『軽度の支援』といっても、支援が必要なことに変わりはない。

何らかの手立てで、支援が必要な状態に対応しなければならない。

 

では、どうすればいいのか?

この続きは、明日に持ち越したいと思う。

やってみなけりゃ

2018.10.17

ここ数日、朝晩の冷え込みが『半端なく』寒くなってきている。

季節の変わり目は何かと体調を崩しやすいので、皆さん体調管理には十分に注意

していただきたい。

 

ところで、『半端ない』といえば、今年の流行語の候補にも挙がるのではないかと

ささやかれている、サッカー日本代表の大迫選手だ。

昨日のウルグアイとの親善試合でも見事にゴールを決めて、勝利に導いてくれた。

 

相手は、FIFAランク5位の強豪国(日本は54位)ということもあり、戦前の予想は

日本の劣勢であった。

 

「何事もやってみなけりゃわからんなぁ~」と思いつつ、最近は何かとトラブル

続きの自分を奮い立たせるいいきっかけをいただいた。

 

サッカー日本代表バンザーイ!大迫半端ね~!