北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

月別: 2018年12月

年の瀬

2018.12.28

今年の年の瀬、2018年(平成30年)も終わりを告げようとしている。

 

お勤めされている方の中で、今日が御用納めという方も多いのではないかと思う。

当方の通所介護(デイサービス)や居宅支援事業所も本日が今年最後の営業日と

なり、1月4日に再開することになる。

 

ただし、小規模多機能事業所や訪問看護は、年末年始もフル稼働でご利用者の支援

にあたっていく。多くの方々が休みを取る中で、勤務していただくスタッフには、

改めて感謝と敬意を表したい。

 

明日から休みに入る皆様については、暴飲暴食、体調管理には十分に気を付けて

来年、お会いしたいと思う。

プロとしての自覚

2018.12.27

以前、当ブログの『人にうつさない健康管理』でも触れたが、

私たちは、日常的にかかわる方々が、加齢や病気によって抵抗力や体力が低下して

いる高齢者であることから、『うつさない』と言うことが極めて重要である。

 

今週に入って、何名かのスタッフがインフルエンザに感染して業務を休むことに

なった。その者たちの休む前日の振る舞いを見ていると、風邪の予兆があったにも

かかわらず、常時マスクを装着せずにいた。

 

自らが感染源となって、かかわる高齢者を生命の危機にさらすことになりかねない

という自覚が著しく欠落している。

また、各部署においてもスタックの管理及びうつさないための対応が周知徹底

されていないことに愕然とした。

 

私を含めたすべての介護や医療、福祉に従事する者の自覚が問われている。

ふるさと納税

2018.12.25

今年、初めて『ふるさと納税』をしてみた。

 

今はほとんどご縁はないが、若かりし頃に大変お世話になった地域に感謝を込めて

納税させていただいた。

 

その地域は、『牡蠣』の名産地であったこともあり、返戻品も『牡蠣』だった。

早速頂いた。

おいしかった!ありがとうございました。

クリスマス・イブ

2018.12.24

今日は、泣く子も黙る『クリスマス・イブ』である。

家族と、恋人と、友人と、一人で過ごすなど、様々でしょう。

また、仕事があるので通常と変わらないという方もいるでしょう。

 

私もケーキぐらいは食べようかと思う。

 

メリークリスマス!

地域交流スペースたんぽぽ(クリスマスケーキ)

2018.12.22

毎週金曜日に開催している地域交流カフェを今回もご紹介したい。

 

今回の食事前のイベントは、『クリスマスケーキを作ろう』だった。

事前に用意した材料を使って、みんなで協力して、思い思いのデコレーションで

ケーキ作りを行った。

 

 

出来上がりは、こんな感じ!       それを食べるとこんな顔に!

 

ケーキを食べた後の食事会は、さすがに皆さんお腹がいっぱいの様子だった。

 

今週もご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

 

『下肢筋力低下』という呪文

2018.12.20

『下肢』とは、人間の下半身いわゆる足の部分を指す。

 

介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成するほぼすべてのケアプランに

『下肢筋力低下』という言葉が、まるで呪文のように繰り返し書かれている。

 

これは、高齢者になると筋肉量が減って、筋力が衰えることで、生活場面で様々な

支障をきたすという浅はかな発想から生まれる。

 

しかし、

加齢に伴う筋肉量が減少することで、立ったり、歩いたりすることができなくなる

ことは非常に稀である。

 

例えば、

パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症(ALS)、筋ジストロフィーなどの難病指定

を受けている特殊な疾患を持っている方であれば、一般的な加齢に伴う減少とは

比較にならないほどのスピードで筋肉量が減少したり、立ったり、歩いたりする

ために必要な能力を奪われてしまう。

 

こういった状態にある方であれば、筋力低下は生活を維持するうえで大きな課題と

なるため、何らかの手当てが必要である。

 

一般的な高齢者に目を向けると、立ったり、歩いたりすることが難しくなっている

主な原因は、膝や腰などの関節痛、腰や足の骨の変形、柔軟性が失われることに

よるバランス力の低下、視力低下や視野の狭窄、薬の副作用などである。

 

にもかかわらず、魔法の呪文を繰り返し唱える介護支援専門員(ケアマネジャー)

が多数を占めるのはなぜか、それは『分析する』という能力が著しく欠けている

からに他ならない。

 

このような介護支援専門員(ケアマネジャー)に担当されたご利用者は、

不幸である。

 

大切なのは、『今ある生活を豊かに過ごす』ことであって、『筋肉量を増やす』

ことではない。

訪問看護ステーションの実地指導

2018.12.18

数日前に当ブログでもご紹介した訪問看護ステーションの『実地指導』があった。

 

医療系サービスである訪問看護は、保健所が管轄であるため、江別保健所の担当者

が来所された。

 

結果としては、概ね法令を遵守した運営になっているとのことであったが、若干の

書類の不備などがあり、反省すべき点はあった。

 

担当者の方々は、非常にわかりやすく丁寧にご指導してくださったし、今後に

役立つ様々なアドバイスも下さった。

 

今後の事業運営にとって、非常に有意義な時間を持つことができた。

グループ忘年会

2018.12.17

年末に差し掛かり、何かと忙しくしている毎日であるが、

この時期恒例の当方グループの忘年会が先週金曜日に開催された。

 

少し早いが、今年1年を振り返ると

社用車の事故や盗難被害、大きな台風と大地震による災害など、『今年の一文字』

にもなった『災』が多く思い起こされる。

 

それでも、こうして何とか年末を迎え、忘年会を開催することができたことは、

ひとえにスタッフの誠実かつ懸命な働きによるものに他ならない。

 

今年もお世話になった方々を来賓として迎え、おいしい食事とお酒!、ゲームなど

の余興が用意され、楽しいひと時を過ごすことができた。

 

 

開催にあたり、繰り返し打ち合わせを重ね、準備してくれた委員会の皆さん

本当にありがとう!お疲れさまでした。

 

今年も残りわずか、さらに一致団結してがんばりましょう!

 

 

高度な技術や知識を持つ者の発展とは

2018.12.13

昨日、知人の紹介で『千歳リハビリテーション大学』へご挨拶を兼ねてお邪魔

させていただいた。

 

同大学は、長年多く理学療法士や作業療法士を輩出してきた歴史ある学校で、

平成29年に専門学校から大学へ組織運営を変更している。

ちなみに、当方が運営する訪問看護に所属する二人の理学療法士も同大学の出身

である。

 

話しを戻すが、

応対いただいた副学長や副学院長のお話は非常に興味深いものだった。

 

「旧来の専門学校から4年生の大学、そして大学院と高度な専門技術と知識を習得

して社会へ出ていくことになるが、医師や看護師と比較するとどうしても社会需要

や認知度が見劣りしてしまう。また、類似する業種として柔道整復師という資格が

ある。歴史的背景からそうした資格者との競合に競り負けてしまうことが多い。」

 

私たちの現場でも

社会福祉や介護福祉の専門職として、資格を取得して社会へ出ても、中々思う

ような活躍の場や報酬が得られなかったりする。

 

しかし、『卵が先か鶏が先か』である。

こうした高度で専門性の高い技術や知識は、必ず日の目を見ると確信している。

 

少子高齢社会、ノーマライゼーションの発展といった社会背景から、理学療法士や

作業療法士の社会ニーズは益々広がりを見せる。

更なる発展には、現役有資格者の活躍にかかっている。

 

しかし、一言水を差すと『資格は仕事をしない。仕事は人がする。』である。

 

育てるという生産性

2018.12.12

先日テレビで放映された『THE MANZAI』で社会風刺をネタにして話題となって

いる芸人の一つの下りが気にとまった。

 

それは、同性愛者などの性的少数者いわゆる『LGBT』に対して、某国会議員の

「生産性がない」との発言で話題となった問題に対して、

 

「生産性とは何か。互いの居場所を生産し合う、居場所を作ることだと思う。」

という内容についてだ。

 

私たちが日常的にかかわる『高齢者や障がい者』は、「生産性が低い、あるいは

ほとんどない。」と揶揄する方がいて、世間の目にもそのように映っているように

思う。

 

人は、この世に生を受けた瞬間から『消費者』となる。

 

その消費者のために、物を作り、サービスを提供する会社が存在する。そして、

その会社で働く人たちがいる。

全ての消費者は、事業や雇用を生み出す『生産者』である。

 

某国会議員は、少子化にある昨今を踏まえて、子どもを産むことを『生産性』と

表現したのかもしれない。

『子孫を残す』うえで、子どもを産むことは大事なことではあるが、『育てる』

ことの方がもっと大事なことではないだろうか。

一人の子どもを育てるためには、人的・物的・経済的な支援が不可欠であり、

どれほど道徳や財力があっても、親だけで子を育て上げることは不可能である。

 

会社でも同じような言動が見受けられる。

「私たちの部署は、直接お金を稼ぐ『生産性が高い』部署だ。」といった調子で。

大企業でも個人事業主でも、自分一人で事業にかかわる全てのことを完結すること

は不可能である。

内部、外部を問わず、様々な立場や業種の方々の支えがなければ会社の経営も事業

の運営もできないのである。

 

何かを『生む』ことを指して『生産性』と表現する動植物は、人間だけだろう。

その他の動植物は、『育てる』ことを重要視しているように思う。