北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問介護施設を運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

月別: 2022年2月

悲劇を繰り返してはいけない

2022.2.28

先週、「ロシアが隣国のウクライナへ軍事侵攻した。」との衝撃的な報道を耳に

することとなった。

これまでにも国内の内紛や国家間の“小競り合い”のような争いごとは見聞きして

きたが、大国の軍隊が隣国に攻め込むと言った出来事は聞いたことがない。

 

国家間あるいは民族間には、長い歴史の中で生まれた思考や認識のずれが生じる

ことがどうしても起きやすい。そのため、どちらが正しくてどちらが間違っている

と簡単に判断できないことが多くあるように思う。

 

しかし、今回の軍事行動の延長線上に『核兵器による攻撃』も含まれることを明言

したロシアに対しては、到底黙認することはできないだろう。

どのようにすると核兵器のない世の中が実現するのだろうか。

どこかの学者が言っていた極論あるいは暴論と思われる発言が耳に残っている。

「全ての国が核兵器を持てば、保有している国のアドバンテージが無くなり、保有

することに意味を持たなくなるので、最終的には保有国が無くなる。」という理屈

である。

こんな屁理屈は到底受け入れることはできない。

 

我が国の政府は、欧米諸国と足並みをそろえて『ロシアへ経済制裁を加える』こと

を表明しているようだが、それ以上にやらなければならないことがあるだろう。

 

日本は、唯一の核被爆国である。

そして、その出来事は多くの悲劇と苦しみが伴うことを長年語り継がれてきた。

この語り継がれてきた言葉を全世界に向けて訴えることこそ、我が国の政府はやら

なければならないのではないだろうか。

介護保険制度としてのリハビリ型通所介護

2022.2.24

当方では、比較的軽度の要援護者がご利用されている短時間利用の(リハビリ型)

通所介護から比較的中重度の要援護者がご利用される多機能型サービスや訪問看護

など、ご利用者の幅広い状態像に合わせた介護サービス事業を運営している。

 

昨今のコロナ渦にあって、同通所介護と同多機能サービスや訪問看護の利用状況に

大きな開きが出てきていること気が付く。

 

前者は、「コロナウイルスに感染することが心配なのでサービス利用を中止した

い。」と申し出るご利用者やご家族が続出している。

一方で後者は、「感染症がどうであれ、利用は続けたい。感染した場合こそ利用し

たい。」とおっしゃるご家族が多くいる。

ウイルス感染を恐れてサービス利用を中断するという判断は特に間違ったものでは

なく、そういう考えがあってもよいと思う。

ただし、こうした状況から見えてくることがある。

 

それは、比較的軽度の要援護者にとって短時間利用の(リハビリ型)通所介護は、

「あった方が良いものではあるが、生活を維持する上で最優先すべきものでは

ない。」ということなのではないかということである。

一方で、多機能サービスや訪問看護は、「生活を維持する上でなくてはならない

欠かすことができないもの。」ということなのではないかということである。

 

当ブログで何度も申し上げているが、介護保険制度上の財源や人材は非常に限られ

ているし、今後支援を必要とする人は増え続けるが担い手は減り続ける。

限りある財源や人材をより有効に活用して、必要性の高い方に支援の手を集中させ

なければならない。

その観点に立つと、(リハビリ型)通所介護は介護保険制度の事業として継続する

ことは妥当ではないように思えてくる。

 

この事業は、介護保険制度とは違った形で継続する方が良いのではないだろうか。

そのためには、地域活動の支援をもっと積極的に行う政策が必要になってくる。

同胞の来訪を受けて

2022.2.23

昨日、当方が4月開設を目指している看護小規模多機能型居宅介護事業を江別市内

で2年前から運営している“先輩”の来訪を受けた。

先輩と言っても、同じ年で昔から公私の付き合いがあるので、非常に良好かつ緊密

な関係を持っている方である。

当方の開設を何かと気にかけていただいており、わからないことは気軽に教えて

くれるありがたい存在だ。

 

こうした存在が身近なところにいることを非常にありがたく思う。そして、当方が

無事開設した暁には、より一層緊密に連携して江別市にお住いの方々の生活を支え

る一役を担いたいと考えている。

また、一人で経営のかじ取りをしていると何かと迷いが生じやすい。そうした時に

志を同じくする仲間の存在が何より心強い。

 

他の業界、業種にも「横のつながり」というものがあると思う。

我々の業界にも同様に、会社(法人)の垣根を超えた付き合い(時に助け合い)が

ある。

それは、「馴れ合い」といった類のものではなく、互いに切磋琢磨しつつ、必要な

時には情報を共有して、適切かつ優良な事業運営を行うことに結び付く。

 

当方の看護小規模多機能型居宅介護(ナーシングホームみのりの丘)の開設準備も

佳境を迎えている。丁寧かつ迅速に準備を進めたい。

 

渡辺さん、来訪感謝します。

今後ともよろしくお願いいたします。

介護の財源や人材が無限にあると思っている人たちへ

2022.2.22

『厚生労働省が介護保険の福祉用具貸与・販売の見直しについて話し合う有識者会議を新たに立ち上げた。 ~中略~

やはり給付費の抑制策が最大の焦点だ。財務省はこれまでの提言(建議)で、制度の持続可能性を高める観点から次のように厚労省へ要求してきた経緯がある。

◯ 歩行補助杖、歩行器、手すりなど廉価な福祉用具を貸与から販売に切り替え、ケアマネジメントの費用がかからないようにすべき

◯ ケアプランの内容が福祉用具貸与のみの場合、居宅介護支援の介護報酬を引き下げるべき

こうした主張には、保険料負担が更に重くなっていくことを警戒する経済界も強く賛同しており、政府に具体化を働きかけている。』

との報道を見て思うこと。

 

介護保険の1割負担で福祉用具貸与による歩行器を利用することとなった場合を

考えてみる。(あくまでも一般的な事例として)

 

一般的な歩行器の1か月の利用料金は300円~400円程度であり、利用者に

とっては非常に低価格で利用することができる。しかし、実際にかかっている費用

は3000円~4000円で、9割は保険で賄われている。

購入すると定価で30000円~40000円する歩行器であるが、福祉用具貸与

事業者からすると10カ月以上利用していただけると元が取れてしまう。

歩行器は簡単に壊れる物でもなければ腐るものでもない。5年以上の耐用年数が

あることを鑑みれば、非常に儲かる商売である。

そして、この儲けの大部分が、限りある介護保険料や税金で賄われている。

 

歩行器を貸与から販売に切り替えると、1回だけ3000円~4000円負担する

だけで自分のものになる。こうした方が結果的には利用者負担も介護保険料による

負担も相当少なく済む。

また、今ではホームセンターへ行くと数千円で歩行器を手に入れることもできる。

 

この議論については、介護現場の関係者の間では「 貸与から販売へ切り替えると

状態像の変化に応じて適時・適切に福祉用具を使ってもらう機能が弱まる」とか

「 結果として福祉用具貸与のみのケアプランになるケースでも、ケアマネは他の

様々な支援を実施している」などの反論が出ているそうだ。

この反論は、簡単に訳すと「ただ働きはしたくない」と言っていることに等しい。

 

無論、ケアマネジャーはボランティアではないので、ただ働きを推奨しているわけ

ではない。

ただし、介護保険で歩行器しか利用する必要性がないということは、介護力が充実

しているか本人の自立度が高いことが想定されるので、「状態像の変化に応じて適

時・適切に福祉用具を使ってもらう機能が弱まる」という反論はちょっと苦しい。

そもそも、状態像の変化を確認する術はいくらでもある。

 

また、介護保険で歩行器以外のサービスを利用する必要性はあるが、中々サービス

利用に結び付かないということは、ケアマネジャーの提案力や調整力不足が否めな

いため、「 結果として福祉用具貸与のみのケアプランになるケースでも、ケアマネ

は他の様々な支援を実施している」という反論も苦しい。

ケアマネジャーには、生活場面全般において、ご利用者やご家族との合意形成を

図るという重要や役割がある。しかし、ケアマネジャーの中には、嫌がるご利用者

やご家族に対して無理やり説得することが合意を図ることと勘違いしている者も

いる。仕舞には、「あの利用者、あの家族は全く私の言うことを聞かない」などと

意味不明な発言をしたりする。

私には、そのようなケアマネジャーほど、今回のような反論を正論のようにいう

傾向があるように思える。

 

当ブログで何度も申し上げているが、介護保険制度上の財源や人材は非常に限られ

ているし、今後支援を必要とする人は増え続けるが担い手は減り続ける。

限りある財源や人材をより有効に活用して、必要性の高い方に支援の手を集中させ

なければならない時に何でもかんでも反論するような介護現場の関係者って何考え

ているのだろうか。

いや、何も考えていないのかもしれない。

デタラメな数値に翻弄されて

2022.2.21

今月4日に開幕した冬季オリンピックが昨日閉会式を迎えた。

 

一方で、中々閉幕しないのが新型コロナウイルス感染症の拡大である。

相変わらず、毎日感染者数や死者数の報道が繰り返し取り上げられている。

しかし、この“デタラメな数”が独り歩きしていることが大いに気になる。

 

同感染者は、「みなし感染者」も含めた数値となっている。しかし、検査の結果

コロナウイルスは陰性で再度調べるとインフルエンザで陽性反応が出たといった

事例が後を絶たない。

つまりは、新型コロナウイルス感染者にカウントされている方の中には、同ウイル

ス感染者ではなく、インフルエンザウイルスに感染している方や単なる風邪をひい

た方も含まれているということである。

 

死者数はもっとひどい。

上記に挙げた方々が分母となっているだけではなく、主な亡くなった原因がどんな

病気であろうと亡くなった方が新型コロナウイルス感染者であれば死者数に数えら

れてしまう。他県のデータではあるが、新型コロナウイルス感染者の死者数のうち

半数以上が90歳以上の高齢者だったという報告がある。

つまりは、老衰で亡くなった方も心筋梗塞や脳出血で亡くなった方も新型コロナ

ウイルス感染で亡くなったことになってしまっている。

 

正しい数値を出せば、新型コロナウイルスのオミクロン株は、インフルエンザと

同等の死亡率となることはわかっているはずである。

先日、関東圏のがん専門病院が「新型コロナウイルス感染者により多く対応する

ため、一時的にがん患者の受け入れを中止する」と発表した。

インフルエンザレベルの感染者とがん患者ではどちらが命に直結する病気なのかは

素人でもわかるはずであるが、こんなことが当たり前のように起きている。

 

こうした“デタラメな数”を基にして、「新型コロナウイルスは危険だ危険だ!」と

無用に煽り、自宅待機を乱用してしまうと救えるはずの命まで見捨ててしまうこと

になる。現行法に従えば、感染者や濃厚接触者は多くの日数を自宅待機しなければ

ならない。結果として、医療や介護の現場は悲惨なほど人手不足の状況に追い込ま

れる。もはや『人災』だ。

 

参議院選挙を優先して、適切な政策を打ち出さない政府と根拠もなく煽りたてる

マスコミの罪は相当に重い。

人の命を何だと思っているんだ!

 

完成目前まで来た

2022.2.14

4月開設予定の看護小規模多機能型居宅介護(ナーシングホームみのりの丘)の

建設工事が完成目前となった。

 

壁や床を貼り終えた後、ドアや棚が取り付けられ、トイレや風呂などの水回りも

設置された。

 

 

 

 

 

今後の予定は、今週に消防の検査が入り、来週完了検査が入ることになる。

来月上旬には引き渡しを受けることになるので、来月の中旬には皆さんに

見学いただけることになる。

 

関係者や地域の方など、出来るだけ多くの方に見に来ていただきたい。

新築工事が順調に進んでおります4

2022.2.10

4月開設予定の看護小規模多機能型居宅介護(ナーシングホームみのりの丘)の

上物の建設工事が着々と進んでいる。

 

本日、壁と床が貼りあがり、週明けには扉や水回りの設備の取り付けが始まる。

 

 

 

当初考えていたよりも空間が広く感じる。(物を置くと意外と狭いと感じるかも)

 

 

ハード面はだいぶん準備ができてきた。

後はソフト面である。(準備を急ごう!)

個人競技におけるチームプレイ

2022.2.8

先週『北京オリンピック・パラリンピック』が開幕した。

新型コロナウイルス(オミクロン株)が大流行している最中の開幕とあって、いさ

さか盛り上がりに欠けているようにも感じられるが、出場選手や関係者の気苦労は

並々ならぬものがあることだろう。

 

そうした中で、昨日行われた新種目のジャンプ混合団体で日本を含む4か国に失格

者が出るという波乱の展開が話題となった。規定されたスーツを着ていなかった

ことが失格となった理由とのことである。

私は専門家ではないので、ルールについてとやかく言うつもりはない。

 

それよりも、1回目のジャンプで失格となった高梨沙羅選手が、チームに迷惑を

かけ申し訳ないという思いを胸に秘め、2回目に大ジャンプを見せたこと。そして

他の選手が高梨選手の分も挽回しようと大ジャンプを連発したことに感動した。

 

スキージャンプは個人競技である。

団体戦というものはあるが、サッカーやラグビーのように一つのボールを皆んなで

ゴールまで運ぶ競技とは違う。そのためチームプレイという意識が低くなるのでは

ないかと思っていたが・・。

とんでもない!素晴らしいチームプレイを見せていただいた。

 

我々介護の現場は、競技に例えるとスキージャンプのような個人競技とサッカーの

ような団体競技の種目がある。

しかし、新型コロナウイルス(オミクロン株)が大流行している状況においては、

チームプレイを発揮できるか否かでご利用者の生活を支えるための良質なサービス

を提供できるかが決まってくる。

 

そのことを踏まえると、今回のジャンプ混合団体の選手の皆さんから多大なる活力

をいただいた。

高梨さん、よく頑張ってる。素晴らしい!

春よ、早く来てくれ!

2022.2.7

何だか、ここのところの積雪量はただ事ではない。

昨晩から今朝にかけて、半べそかきながら雪をかいていた。(シャレじゃなく)

おかげさまで、両手が筋肉痛になり、両腕が肩より上には上がらなず、着替えにも

一苦労した。

 

やっとの思いで車に乗り込み職場へ向かうも、渋滞で全く前へ進まない。

道幅の狭い雪山をぬってようやく職場へ着くと、今度は机の上の書類の山で遭難

しそうになる。

筋肉痛のおかげで、パソコンのキーボードを打つ手がワナワナと震える。

 

一仕事を終えて一段落していると、『コロナ関連』で出勤できずにいるスタッフの

続報を聞く。相も変わらず感染が拡大しまくっていて、自宅待機を余儀なくされる

スタッフが続々と増えてきている。そのスタッフの穴を埋めるべく、他部署のスタ

ッフとともにフォローに走る。

 

昼の時点でボヤくしかないくらい体力を消耗した。

いろんな意味で春が待ち遠しい。

介護現場をダシにしないで!

2022.2.4

『認知症の人と家族の会や全国労働組合総連合(全労連)など7団体が1月28日、衆議院議員会館で院内集会を開催。「介護保険制度の抜本的転換」を国に訴える署名を、19万6073筆集めたと報告した。

署名用紙の中では、次のように問題を提起している。

「政府は少子高齢化が進む中で、高齢分野への財政支出を増やすことなく、利用者負担を増やし、サービス削減を続けてきた。その結果、利用者・家族の生活困難が拡大、介護離職は高止まりし、介護殺人も後を絶たない」「介護職員の給与は全産業平均より低いまま。何年勤めても給与が上がらず、やりがいを感じながらも働き続けられず辞めていく」

そのうえで、利用者負担の更なる引き上げやケアプランの有料化などが今後に向けて検討されていることに言及。「これ以上の負担増、サービス削減は絶対に許されない」と強調している。』

との報道を見て思うこと。

 

この類のシュプレヒコールは決まって感情論が先行する。

「~高齢分野への財政支出を増やすことなく、利用者負担を増やし、サービス削減

を続けてきた。」と訴えているようだが、同財源支出は高齢者人口の自然増に伴っ

て毎年増えている。また、国の負担を増やして個人の負担を減らすといった趣旨の

訴えも行っているようだが、国自らが働いてお金を稼ぐわけではない。国の財源を

増やすということは国民の納税額を増やすことや借金して将来へツケを回すことに

他ならない。

何という身勝手な訴えなのだろうと思う。

それとも、この人たちはお金は天から降ってくるとでも思っているのだろうか。

 

また、「これ以上の負担増、サービス削減は絶対に許されない」とも訴えているが

高齢者人口が増え続け、生産年齢人口が減り続けている今、サービスの削減や選択

を実施してもらわなければ、現場は人手不足でパンクしてしまう。

 

さらには、「サービス削減を続けてきた。その結果、利用者・家族の生活困難が

拡大、介護離職は高止まりし、介護殺人も後を絶たない」とは、あきれてものも

言えない。

限られた人材を有効に活用するためにも、サービスの削減や選択を実施して、生活

が困窮している方々へ支援の手を集中するべきである。また、介護離職や介護殺人

とサービス削減には何の因果関係もない。

 

こういった無知・無能な人たちの訴えが、我々介護現場で働く者の首を絞める。

「限られた人材や財源をより有効に活用するためにはどのような制度設計が必要と

なるのか」といった論理的な思考が全く見えない。

 

アピールの材料として使うのではなく、本気で我々介護現場で働く者たちのことを

考えているのであれば、「介護現場のマンパワー不足を補うために、私たちはこの

ような取り組みを積極的に行います」といった発言があってもよいものだが・・。

この手の輩には無理だろう。