北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

月別: 2022年12月

皆さま、良いお年を!

2022.12.31

今年も今日で最後となる。

1年を振り返るとやはり頭に浮かぶことは「コロナに翻弄された」ことである。

 

それでも、多くの方々の支えとスタッフが総力を挙げて踏ん張ってくれたおかげで

何とか1年を乗り切ることができたように思う。

 

そして、大晦日の今日も多くのご利用者にお越しいただいており、スタッフも誠意

をもって対応している。

 

 

来年はどのような年になるのだろうか。

できれば、「コロナと共存」して、普段通りの活動がしたいと願うばかりである。

 

皆さま、良いお年をお迎えください。

御用納め

2022.12.28

当方の規定が定める通常営業では、今日が今年最後の営業日となる。

今年は、4月に「ナーシングホームみのりの丘(看護小規模多機能型居宅介護)」

を新規に立ち上げた。そして昨年に引き続き、『新型コロナウイルス感染症』への

対応に迫られた。

 

そうした状況のなかで、大きな混乱もなく無事に年越しを迎えることができるの

も、当方スタッフの誠実かつ献身的な働きをおいてほかにない。この場を借りて

皆様には心より感謝を申し上げたい。

ありがとうございます。そしてご苦労様でした。

 

ただし、当方では年中無休の多機能サービスを運営しているので、年末年始も稼働

することになる。その間業務に従事するスタッフの皆様、ありがとうございます。

そしてご苦労様です。

 

例年であれば、御用納めの日は、オードブルなどを用意して1年の労をねぎらう

一時を設けていたところであるが、昨年に続き今年もそういった行事は取りやめる

こととした。

その代わりに、ささやかな記念品を全スタッフへ手渡すこととした。

 

来年はどういった1年になることやら。

これから各事業所を回って、年末の挨拶をしたいと思う。

暴風豪雪で死者も出るほど天候

2022.12.27

当方の規定が定める通常営業によると今年はあと二日で終了となる。

ただし、当方では年中無休の多機能サービスを運営しているので、年末年始も稼働

することになる。

 

そんな年の瀬、全国各地で『暴風豪雪で死者も出るほど天候』が起きた。

私も先週末は所用で道外に出向いたのだが、北の雪国と違って降雪には脆弱な地域

であったため、通行止めや交通事故によって目的地まで辿り着くことができず、

やむなく予定を変更せざるを得ない状況に陥った。それでも最終的には無事に自宅

まで辿り着くことはできたが、道中は生きた心地がしなかった。

 

普段であれば起きないような気象で、死者も出ていることから連日報道でその状況

が取り上げられていた。

そこで是非とも考えていただきたい。

2月、3月の受験シーズン、北海道では『暴風豪雪で死者も出るほど天候』が度々

起きる危険性がある。このような地域に住んでいる者が全国統一の試験に挑まなけ

ればならないなんて、なんとアンフェアなことだろう。

 

以前に当ブログでも訴えたが、

官庁など日本の主な機関の会計年度が4月から始まることからそのようになって

いるのかもしれないが、入学式を4月に統一したとしても試験を2月や3月などの

ギリギリに行う必要はないように思う。

北海道は、体調管理だけではなく、移動手段となる交通網が遮断されてしまうこと

も珍しくないハイリスクな時期にある。

9月、10月に試験を実施して、入学までの約半年間を進学に向けた準備や今まで

学んだ内容の復習、人生勉強の期間にあてたらよいのではないかと思ったりする。

 

霞が関付近で、毎年の受験シーズンに『暴風豪雪で死者も出るほど天候』でも起き

ない限り、時期の見直しを考えることはないのだろうか。

 

 

漁業関係者のような良識

2022.12.26

『厚生労働省は19日、要介護1と2の高齢者に対する訪問介護、通所介護を市町村が運営する「総合事業」へ移管する構想について、2024年度に控える次の介護保険制度改正で実施しないことを正式に決めた。』

との報道を見て思うこと。

 

おそらくは様々な政治的判断が働いての結論だろうとは思うが、このことに大喜び

している業界関係者や団体を見ていると呆れてものも言えない。

「総合事業へ移管する構想」はただ単に先送りされたにすぎず、いつかは実行しな

ければならない日が来る。

なぜなら、社会保険制度とりわけ高齢者介護事業は、資源(財源や人材)が枯渇

寸前の状況にあるからだ。

そして、先送りされた分のツケは、子や孫の世代に押し付けられるのである。

 

もしも、漁業関係者が目先の利益を追求しようと考えれば、目の前にある水産資源

を捕れるだけ捕りつくすことだろう。そうすることで収益は上がり、関係者の生活

はより豊かになる。

しかし、漁業関係者はそうはしない。

なぜなら、限られた資源を捕りつくしてしまえば、次の世代に資源を残すことが

できないからである。

 

今回の「総合事業へ移管する構想」の先送りに大喜びしている業界関係者や団体等

の馬鹿どもは、限られた資源(財源や人材)を食い潰そうとしている。次の世代に

資源が残っていようがいまいがお構いなしだ。

 

漁業関係者のような良識(常識?)を持つ者が、高齢者介護業界にはいないのだろ

うか。

 

2類相当をダラダラと続けるからこうなる

2022.12.15

昨日、当方が運営する小規模多機能型居宅介護事業所へ江別市の保健所から

「そちらの登録者ではない方で、新型コロナウイルスに感染した高齢者宅を臨時

で訪問して介護支援を実施することは可能ですか?」との問い合わせがあった。

 

その内容を詳しく伺うと、要介護認定を受けていない若しくは自立しており非該当

となった高齢者が同ウイルス感染によって自宅待機となった場合に、その期間のみ

介護支援の対応をお願いしたいとのことだった。そして、市内のヘルパー(訪問介

護事業所)に問い合わせたが対応できるところがなかったので、当方の小規模多機

能型居宅介護へ依頼したとのことだった。

そして、結論から先に言うと保健所からのその依頼はお断りした。

 

新型コロナウイルス感染症を感染症法上の2類に分類したまま放置していること

で、現場ではこのような混乱が起きている。保健所職員も状況を打開したいと必死

になっていることは予想できるが、介護現場のことをまるで考えていないご都合

主義だということもまた透けて見える。

 

業として高齢者介護に携わっている者からすると、契約関係のない方を業として

支援することほどリスクの高いものはない。安請け合いをしてかかわっては見た

ものの、ご利用者にスタッフに何か起きた時の責任の所在が明確になっていなけ

れば、多くの方々にご迷惑をおかけすことになってしまう。

保健所職員が必死なのはわかるが、電話一本で話を済ませてよい内容ではない。

 

これから先、生産年齢人口が減り続けていく中で、介護を必要としている方々に

どのように担い手を届けるのかというグランドデザインが全く見えてこない。

国は行き当たりばったりだし、事業者は目先の利益を追い求めるばかりで反対反対

の大合唱だし、10年、20年先を見据えて今何をすべきか考えることができる人

がいないのだろうか。

 

人手が足りなくなると言っているのに、『要介護1と2の高齢者への訪問介護、通所

介護を市町村の総合へ事業移管する構想』に反対反対と叫んでいる事業者や関係団

体の面々は、マヌケを通り越して“害”でしかない。

『労働者派遣法』って

2022.12.14

今朝、当方の居宅介護支援事業所が担当するご利用者が、ショートステイご利用中

に市内にあるその施設の職員から不適切な対応を受けたことによって負傷したとの

連絡が入った。

今後、刑事事件に発展することもあり得るため、この場でその施設の名前や詳細を

伝えることは差し控えたいが、施設職員によるご利用者に対する虐待事例は身近な

ところでも起きているようだ。

 

当ブログで何度も取り上げているとおり、我々の業界は慢性的な人材不足に陥って

いる。そのため、人材紹介や派遣会社に頼らなければ必要な人員を確保することが

難しい法人(会社)の施設は少なくない。

しかし残念ながら、派遣労働者でまともに働いている者を見たことがない。働かな

い者を受け入れなければならないだけでも法人(会社)の施設は十分に困るのだが

明らかに我々の業界に不向きな気質の人物を派遣されてはたまったものではない。

今回問題となった施設職員も派遣労働者らしい。

 

『労働者派遣法』って、誰のためにあるのだろうか。

暴利をむさぼる派遣会社と働かずに高額報酬を得たいと考える派遣労働者のための

法律でしかないように思えてならない。

現状を見る限り、誠実に経営している企業や労働している者が馬鹿を見ている。

そしてなにより、ご利用者が大きな被害を受けている。

 

同法の根底にある『同一労働同一賃金』についても、国が掲げる理想と現実には

大きなひらきがある。

そもそもこの考え方には、懸命に働く者が高収入を得ることができるというよりも

働く意欲がない者でもそれなりの収入が保証されるという性質が強く感じられる。

「そんなに働かなくてもそこそこ収入が保証されるのであれば適当でいいだろ」と

考える者が増えても不思議ではない。

まるで末期症状の社会主義国の考え方だ。

 

『労働者派遣法』って、多くの企業や国民に対し、社会主義的な生き方を強要する

一方で、一部の企業が暴利をむさぼり、意欲のない怠け者を量産する矛盾だらけの

悪法以外のなにものでもない。

正直者が馬鹿を見るような派遣法など糞くらえだ!

 

 

結構イケてる

2022.12.12

今朝、以前に当方のスタッフだった者から電話連絡があり、「近所で転倒して自力

では起き上がれない状態の年配の方を発見し、何とか自宅へ送り届けた。意識は

はっきりしており強い痛みの訴えはないが、すぐに病院受診しなければならない

状態か判断できない。詳しく話を聞くと身の回りのことを相談できる相手はいない

とのことだった。私は所用があり、このままここに居続けることができないので

対応をお願いしたい。」との報告を受けた。

 

まずは、この元スタッフの適切かつ迅速な対応に感謝するとともに敬意を表する。

一般の方だと、ここまでの対応を求められても中々できないことが多いのではない

だろうか。

 

早速、当方のケアマネジャーが自宅を訪問してご本人にお会いしたところ、足の

裂傷があり同行して病院受診していただいた。幸いにして骨折等もなく、意思疎通

に大きな支障もなかったため、必要な治療を受けてご自宅へ戻ることができた。

しかし、ご本人は今後の生活に不安を抱えていらっしゃる様子であったため、担当

の地域包括支援センターへ相談して、今後の対応をしていただくこととした。

 

今回対象となった方が大事に至らず安堵したとともに、江別市の介護や福祉は中々

イケてると思う一幕であった。

ケアマネジャーは便利屋か?

2022.12.9

『政府は6日、マイナンバーカードのより柔軟な申請・取得に関する検討を始めた。自力での申請・取得が難しい高齢者や障害者などを対象として、代理人が必要な手続きを行えるようにできないか検討する。代理手続きの担い手として介護施設の施設長やケアマネジャーなどが候補にあがっている。』

との報道を見て思うこと。

 

昨今、要援護高齢者の中には各種手続きを代行してくれる家族が身近にいない方が

非常に増えている。そのため、上記にあげるマイナンバーカードの申請をケアマネ

ジャーが代行することはある意味必然になってくることが予想される。

 

しかし一方で、「ケアマネジャーは便利屋ではない。まして何でも無償で代行して

くれる都合の良い人ではない。」との反論も聞こえてくる。

確かに、介護保険制度上にある諸手続きの他、(正直、これを我々が代行していい

のか)と思うような諸手続きも代行しなければならない状況が多くある。また、

そのほとんどが無償で実施することが当たり前となっており、リスクばかりを背負

いこみ、報酬が全くない。

 

介護保険制度上にある住宅改修や福祉用具購入に係る手続きには、ご利用者の負担

を償還払いではなく現物支給とするために、ケアマネジャーがケアプランを作成し

保険者が求める申請書類を作成しなければならない。

当該ご利用者が、たまたま他の介護サービスを利用されていれば、居宅支援費を

請求することはできるが、そういったサービスを全くご利用されていなければ、

上記の申請手続きは“ただ働き”となってしまう。

 

また、ご家族が不在で急を要する場合などに、ケアマネジャーに対して入院や入所

の手続きを求めてくる病院や施設も少なくない。

さらには、年金に係る手続きなど介護保険とは直接関連の無い諸手続きの代行を

求められることも少なくない。

こういった代行手続きに対応する制度が全くないわけではないが、その制度を利用

するための手続きが必要となったり、費用負担を嫌煙して身近なケアマネジャーに

手続きを依頼するご利用者もいる。

 

こうした状況に加えて「マイナンバーカードの代行手続きもよろしく!」などと

言われると「ケアマネジャーは便利屋ではない。」の反論が出てくることも理解

できる。

日本の法制度上、業として代行手続きを行い対価を頂戴するためには、然るべき

国家資格が必要となる。弁護士、司法書士、行政書士、社会保険労務士などなど。

 

これはあくまでも個人的な意見ではあるが、これだけケアマネジャーを便利使い

するのであれば、業として代行手続きを行い対価を頂戴することができるように

法制度を変更してはいかがかと思う。

リスクばかりを背負わされるケアマネジャーが不憫でならない。

ケアマネジャー試験合格発表

2022.12.5

今年度(2022年度)の介護支援専門員実務研修受講試験の結果が今月2日に

発表され、今回は受験した5万4410人のうち1万326人が合格し、合格率は

19.0%だったそうである。

 

以前に当ブログでお伝えしたとおり、江別市内の居宅介護支援事業所の人員不足

は、はっきり言って悲劇的な状況に陥っている。

江別市内では、介護相談を受け付け対応できる事業所が極めて限られているため、

その事業所へ相談が集中してしまっており、対応可能な事業所もまたパンク寸前の

状況にある。

介護サービスを受けた後のことをあれこれ語る前に、その前段階の相談すら受付け

てもらえない方が急増する現実が目の前に迫っている。

 

今回の受験に合格した方々の一人でも多くが、ケアマネジャーの業務についてくだ

さることを心より願っている。

ちなみに、当方スタッフで今回受験した者も無事合格したそうである。

めでたいめでたい!

気を抜かずにあと1か月

2022.12.1

早いもので、もう師走。

今年も『新型コロナウイルス』に翻弄される1年となった。

まぁはっきり言って、ウイルスに翻弄されたというよりは、判断できない政治と

無駄に煽るインチキ専門家やマスメディアに翻弄されたと言った方が正しいかも

しれない。

来年こそは、当たり前の判断を当たり前のように決断してもらいたいものだ。

 

それにしても、昨日今日とえらく雪が降ったものだ。

今朝出勤しようと車に向かったらこんな感じ。

 

体調管理、感染予防、雪道の運転など気を付けなければならないことだらけだ。

さあ!今年もあと1か月。

気を抜かずに年を締めくくろう。