北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

アーカイブ: ブログ

俺か俺以外か

2019.4.3

人は、『カテゴライズ』することにある種の安心感を覚えることが多い。

血液型、星座による占いや性格診断は、その最たるものだろう。

 

人を4種類や12種類で分類することは不可能であろうが、何となく自分をそこに

当てはめて一喜一憂してみたくなる。

占いであれば、それでも良いかもしれない。

 

サービス業における接客対応についても同じことが言える。

マンツーマン対応が可能な接客業であれば、目の前にいる人のみにオーダーメイド

な対応をすることができるが、一人で同時に(多少の時間差を含めて)複数の相手

に対応しなければならない場合には、効率を図るためにある程度の『カテゴライ

ズ』が求められる。

 

しかし、

人はそれぞれが唯一無二の存在であるため、100人いれば、100通りに分類される

ことが本来あるべき姿だろうと思う。

 

特に、介護を必要としている方々への対応はオーダーメイドに近づけた対応が要求

される。

 

今一番、気に入っている言葉

「世の中には2種類の男しか居ない。 俺か、俺以外か 。」

 

ローランド、カッコえーなー

〇〇時代

2019.4.2

遠い昔、日本史を学んでいたころには特に気にもならなかったが、

日本の年表が『縄文時代、弥生時代~江戸時代』ときて、『明治、大正、昭和』と

続く。

 

新元号が発表されて間もないが、『明治、大正、昭和、平成そして令和』は元号

であるが、『〇〇時代』は元号でも年号でもなく、ある一定の時代をひとくくりに

して総称したものである。

 

時代の総称と元号が同じ表にまとめられるのはなんでだろうと不思議に思った。

日本の年号は、大化の改新でおなじみの『大化』から始まり、247ある。

 

そこで、フッと思った。

よほどのマニアでなければ、247もの年号を覚えてはいない。

まして、遠い昔の年号がどの時代のことかピンと来る人もそうそういないだろう。

 

なるほど、だから遠い昔は年号で細分化せずに、〇〇時代とひとくくりにした方が

イメージが付きやすいわけだ。

 

そうすると、

数百年あるいは数千年後の日本の年表には『明治、大正、昭和、平成、令和』とは

標記されず、〇〇時代とひとくくりに表現されるのかもしれない。

 

そんな遠い未来のことは知る由もないが、果たして『何時代』と表現されるの

だろうかと思ってみたりする。

 

とりあえず、そのような先にも、地球や日本があることを願う。

なじみの言葉

2019.4.1

先ほど、菅官房長官から新元号『令和』が発表された。

 

ご利用者とともにテレビの前で発表会見を聞いていた。

多くの方から「なんだかピンとこないね。聞きなれないし、言いずらいね。」など

の声が聞かれた。

 

この光景は、30年前の『平成』が発表されたときにも同じように見られた。

 

元号は、日常的に使われる言葉が採用されることはないので、「聞きなれない。」

のはある意味では当然かもしれない。

 

しかし、30年間も使い続けると『平成』を「聞きなれない。なじめない。」と言う

人はほとんどいないだろう。

 

一つの時代が終わるというさみしさと新しい時代が始まるという高揚感が入り

混じった複雑な心境にある。

そしていつの日か、新元号が「なじみの言葉」になっていくことだろう。

地域交流スペースたんぽぽ(アンチエージング・体力測定)

2019.3.29

毎週金曜日に開催している地域交流カフェを今回もご紹介します。

 

今回は当ブログで何度か取り上げました『アンチエージング教室』です。

 

新聞紙を丸めた手作りの棒を使った体操で肩慣らし!

 

そのあとは、体力測定をしてみました。

『握力測定、上体そらし、歩行速度』などをやってみました。

自分の測定数値と全国平均の数値を見比べている様子は、まるで通知表を確認する

子供のようで、童心に帰れたのではないでしょうか。

 

体を動かした後の食事はやはり美味い!

 

いただきます

2019.3.28

先日、『商業捕鯨の是非』をテーマにしたテレビ番組を見ていた。

 

捕鯨を反対する理由には、「絶滅危惧種だから。哺乳類は一度に多くの子どもを

産まないから貴重。」などが挙げられていた。

これまで多くの動植物を絶滅させてきた人間の懺悔から来る発想なのか?

 

人間にとって有害なものは抹殺され、有益なものは養殖してでも殺して食べる。

これが人間である。

 

また、「イルカやクジラは、知的能力が高い動物だから。」と、ここまでくると

支離滅裂の発想である。

 

人間にはこのような発想が根底にあるため、障がいを持った方や高齢者への差別や

偏見が治まらない。

 

 

しかし、この話題になると「日本人ばかりいじめやがって!」なんて話になるが

日本の『動物愛護法』では、犬や猫は大切に扱わなければならないと規定されて

いる一方で豚や牛にはそのような規定はない。

 

クジラ肉を全く食べたことがない私にとっては、商業捕鯨の是非はどうでもいい

ことであり、犬を飼っている私にとって動物愛護法は、非常に大切なものである。

 

もっともな理屈をいくら並べても、しょせん人間なんてそんないい加減で勝手な

生き物である。

 

 

それでも、食事の前には「(動植物の命を)いただきます。」という日本の文化は

素晴らしいと思ったりする。

元号が変わる

2019.3.27

来週月曜日には、『新元号』が発表される。

 

日本では国や地方自治体を中心に『和暦』がオフィシャルに使われることが多い。

また、『年度』の括りが4月~翌年3月としていることも多い。

 

つまり、平成31年度は4月しかなく、新元号の初年度は5月~翌年3月ということに

なる。なんとも、ややこしい。

 

グローバル化が進んでいる現代においては、『西暦』にシフトして対応している

企業も増えてきているが、まだまだ『和暦』は根強い。

 

通所介護(デイサービス)などではよく、毎朝「今日は何の日?」をご利用者と

ともに振り返り、その時代を懐かしんだり、そのころの自分と重ね合わせて歴史を

振り返るといった活動を取り入れている。

 

私もまだ若かりし頃に「今日は何の日でしょう~。」とご利用者とたのしんでいた

が、その際にある方から「西暦で言われてもピンとこない。」と突っ込まれたこと

を思い出した。

 

たまたま使用していた資料が和暦ではなく西暦の表示だったため、そのまま読んだ

ことで受けた突っ込みである。

それからは、和暦に変換して伝えたり、和暦と西暦を併用して伝えることとした。

 

しかし、明治生まれの人からすると、

『大正、昭和、平成、そして新元号』と五つの元号を跨ぐこととなる。

 

そのうち、「和暦で言われてもピンとこない。」と突っ込まれることの方が増えて

くるのではないかと思ってみたりする。

無駄遣い

2019.3.26

最近、コンビニエンスストアのフランチャイズ店オーナーと運営本社との間で

24時間営業の見直しについてもめているニュースがよく流れている。

 

私が幼いころ、『セブンイレブン』の営業時間は、文字通り午前7時から午後11時

までだったと記憶している。

 

それが、いつごろからかどこの地域でも24時間営業が当たり前になっていた。

 

私も学生時代に、24時間営業のコンビニエンスストアの深夜帯にアルバイトをして

いた経験があるが、深夜帯の数時間はほとんど来客がなかった。

 

ニュースの解説者が、「24時間の営業は昼間の集客につながるので経営戦略として

有効な手段である。」とか言っていたが、深夜帯の数時間の営業は、限られた人材

の有効活用、エネルギー資源の無駄遣いなどの点から、有効とはとても思えない。

 

ミクロな視点で見れば、「徒歩圏内にたくさんのコンビニがあると便利!」という

ことになるのだろうが、マクロな視点で見れば、「人材や資源がコンビニ業界へ

流れて、こちらへ回ってこない。」ということになるのではないだろうか。

 

無駄が多いと言えば、我々介護福祉の業界も同様である。

国が「業務の効率化、ペーパーレス」などと提言しているが、ペーパーレスを進め

るために膨大な書類を作成しなければならないとは、開いた口が塞がらない。

運営推進会議

2019.3.22

以前にも当ブログで取り上げた運営推進会議は、

定員が少数(18名以下)の通所介護(デイサービス)や小規模多機能型居宅介護

等の地域密着型の介護サービスに開催が義務づけられている。

 

この会議の開催目的は主に、

①事業所の運営の透明性確保
②サービスの質の維持・向上
③地域に開かれた事業所であること

といったところで、

 

出席者は、

サービスの利用者及びその家族、行政の担当者、地域住民の代表者、有識者、事業

所の現場責任者などで構成されている。

当方が運営する事業には、その要件に当てはまる事業所が3か所ある。

 

昨日、小規模多機能ホームみのりの丘とデイサービスセンターみのりの丘の合同

で同会議が開催された。

課題は山積しているが、特に『地域に開かれた・・』という部分が不十分である

と痛感した。

理屈や制度だけでは

2019.3.20

先日、長年担当させていただいていた方が施設へ入居することとなった。

申込みをしていた施設の一室が急遽空いたため、早々にそちらへ入居することと

なった。

 

この方は、身寄りがほとんどいなく、判断力が低下していることもあって

『成年後見制度』を活用して、後見人がついている。

また、生活保護を受給していることもあって、経済的な余裕があまりない。

 

そこで、困ったことが引っ越し費用である。

 

後見人が市役所の保護課担当者へ引っ越し費用を保護費から支給してもらいたい旨

を伝えると「手続きに一か月以上要する。」との返答があり、施設側も「それまで

は待てない。」とのことだった。

 

やむを得ず、軽トラックを借りて、私と後見人とで引っ越し作業を行った。

差ほどの荷物ではなかったため、半日もかからずに作業を終えることができた。

 

毎年のように、介護保険制度や他の関連制度は見直しが行われ、多くの方を救済

するものとなっているが、まだまだ『すきま』が多く存在する。

 

この隙間を埋めることを、介護支援専門員(ケアマネージャー)に求められること

がある。

 

心技体

2019.3.15

人によって事情は異なるが、多くの人は「住み慣れた街で暮らし続けたい。」と

考えているだろう。

 

しかし、“様々な状況の変化”でその思いを継続することができず、望まずして

住み慣れた街を後にしなければならないことがある。

 

そして、その状況の変化の中には、自分自身の変化による場合がある。

例えば、経済面・身体面・精神面などの変化である。

 

スポーツの世界でよく言われる『心技体』は、生活する上でも非常に大切な要素

である。

『心』が風邪をひくと体にも影響して、仕事や生活に支障をきたすこともある。

『技』を発揮するためには、頭が働かなければならない。

『体』が資本!健康でいることが安定した生活を保つことができる。

 

毎週金曜日に開催している地域交流カフェでは、

「住み慣れた街で暮らし続けたい。」という思いを実現することを主な目的

として、『心技体』の維持向上するための活動を行っている。

 

今日は、『手遊び脳トレーニング』を行った。

じゃんけんでわざと負ける手を出したり、出した両手の数字を足したり掛けたり

 

やってみると案外難しい。

 

そんな中で、一番重要なことは、

自宅に閉じこもって、誰とも話をしないということではなく、

 

 

自宅を出て、皆と笑って、話をすることで『心の風邪』を防ぐことだろう。