北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

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定年の年齢設定

2019.3.13

私が幼いころ、「男女とも平均寿命が70歳を超えた。」というニュースが流れて

いたような記憶がある。

今では、男女とも平均寿命は80歳を優に超えており、女性に至っては90歳を

超える勢いである。

 

職業柄、ご高齢者とお会いする機会は多いが、社会人1年生のころ100歳を超える方

とお会いすることはそう多くはなかった。

最近では、特に珍しいということはなく、日常的にそういった方々とお会いする。

 

こうした状況に伴って、定年の年齢も少しずつ延びてきており、当方の規定では、

70歳を定年としている。

 

『定年』はなぜ存在するのか?

社会背景や諸制度によって生み出されたものではあるが、私個人の考えとしては、

『労働者としての伸びしろがある年齢』ではないかと思っている。

 

人は皆、毎年1歳年を取る。

年を重ねるうちに、身体機能や記憶力の衰えを感じる。

しかし、積み重ねた経験や知識、技術は、その衰えを凌駕し、毎年成長を続ける

ことができるのでないかと思う。

 

そして、その伸びしろが定量に達した時に、労働者としての自分を見直す機会が

『定年』ではないだろうか。

 

当方には、70歳を超えるスタッフがおり、これから70歳を迎えようとしている

スタッフも何人かいるが、とても定量に達したとは思えない仕事ぶりである。

 

定年の年齢を見直してもよい時期に来ているようだ。

 

出来高払いと包括払い

2019.3.12

医療保険制度は「やぶ医者ほど儲かる。」と言われてきた。

同制度は、長年『出来高払い制』をとっていたため、

検査をすればするほど、薬を出せば出すほど、病院は儲かるのである。

 

名医は、必要最低限の検査、処置、処方、手術で病気を治そうとするが、

やぶ医者は、たくさん検査をしないと何の病気かわからない。もっとひどいのは

1度の手術で済むところを失敗して2度3度と余計な手術をする。

そうすると、たくさんの報酬が病院へ入ってくる仕組みとなっていた。

 

介護保険制度も似たようなところがある。

全てではないが、多くの介護サービスは要介護度が重ければ重いほど、高い報酬が

得られる。

ケアを手抜きしてご利用者が重度化することで、結果的に儲かることになる。

 

そこで、医療保険制度では一部分『包括払い方式』を導入することとした。

ある条件下の特定の病気に対する診療報酬を○○円と固定する方法である。

そうすると、たくさん検査や処置をしても入ってくるお金が同じであるため、

不必要に検査などをしなくなる。

 

しかし、これで一件落着かと思いきや

包括払いとなると、「どうせ入ってくるお金が一緒なら、やったほうがいいと

思われる検査や処置も省略してしまおう。」という『手抜き診療』が横行すること

となってしまった。

 

介護保険制度は、医療保険の制度設計を基本としているため、

『出来高払い制』と『包括払い方式』の併用という方法を取っており、上記と同じ

ような現象が起きてしまう。

 

「正直者が馬鹿を見ない。」制度設計と「楽して儲けよう。」という事業者の

いたちごっこは永遠に終わることはないだろう。

 

私も経営者の端くれとして、儲けやお金は常日頃から考える。

がしかし、それは、自分たちが理想とする介護や福祉を展開ための手段であって

目的ではない。

お金を稼ぐことそのものを目的としている経営者は、是非とも医療や介護、福祉の

現場を離れて、別のふさわしい業界へ移っていただきたいものである。

今ある生活を見直す

2019.3.11

3・11と聞いて、8年前に発生した『東日本大震災』を思い出さない日本人は

ほとんどいないだろう。

リアルタイムに映し出された大津波は、とても現実に起きているとは思えず

目を疑ったことを昨日のことのように思い出される。

 

この大震災によって、想像できないほど多くの方々が命を奪われ、未だに行方が

分からない方々もまた大勢いらっしゃる。

 

自然災害を人間ごときが制御しようなどとは、おこがましいことなのかもしれない

が、「何て惨いことをするんだ。」という恨みと自分自身の無力さからなる悔やみ

がこみ上げてくる。

 

私たち、北海道民も昨年に大きな震災を体験した。

 

こうした体験を受けて、『生きること、生活することとは?』をもう一度見直して

もいいのではないかと考えてしまう。

 

そう考えると、『原子力発電所』は本当に必要不可欠なものなのか?

今ある生活を見直すことで、必要なものではなくなるのではないか?

と思ったりする。

 

『自分らしく生きる』というリスク

2019.3.7

テレビを見ていると、

やたらと『安全・安心』をうたい文句にしているCMを目にする。

 

人は自分にとって都合の悪いことは、『隠す、話を逸らす、否定言葉を連呼する』

のが常である。

 

自衛隊基地や原子力発電所を「安全、安全、安全・・」と連呼するのは、それらが

非常に危険であるからに他ならない。

 

 

危険であることを前提に、「リスク回避にこれだけの策を講じました。」というの

であれば理解できるが、前述のようにただ連呼するのでは何の説得力も持たない。

しまいには、「想定外」という伝家の宝刀を出しておしまいにしてしまう。

 

介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成するケアプランには、決まって

「安全に・・安心して・・」という言葉だけが並べられ、何の説得力も持たない

内容のものがあまりにも多い。

 

『生きる』ということは、常に様々なリスクを背負うことでもある。

 

それでも、「自分らしく生きたい。」という思いを実現するために、リスクがある

ことを承知の上で、極力そのリスクを最小限にとどめる対策を講じながら生活を

続けていくのである。

 

「安全に・・安心して・・」という言葉だけを並べ、危機的状況に陥った時に、

介護支援専門員(ケアマネジャー)は「想定外」とでも言って、おしまいにして

しまうつもりなのだろうか。

地域の活性化

2019.3.6

当ブログで何度かお伝えしているが、私は今年度、大麻第二住区自治連合会の

副会長を拝命していることもあり、同会の催しを主催したり、お手伝いしている。

 

また、同連合会にはいくつかの専門部会があり、私は『文化広報部会』の部長も

兼務している。

 

同部会では、先に開催した文化講演会の主催や広報誌の発行(年2回)が主な活動

となっている。

その広報誌を今月中に発行すべく、部会長である私は紙面校正の真っ最中である。

 

そんな中で、各自治会から頂いた話題を見ていると、

「年々参加者が減り、今年でこの行事は最後になります。」とか「各地区で見られ

ていたこの行事は、今ではここだけになってしまいました。」といった寂しい話題

が非常に多いことに気が付いた。

 

 

江別市内の中でも『大麻地区』は、唯一人口が微増しており、過疎化が進んでいる

わけではない。また、宅地造成も盛んにおこなわれており、若い世代の移住や定住

が進んでいる。

 

とすると、これも時代背景によるものだろうか。

 

地域活性には、時として『打ち上げ花火』のように派手なイベントや大型店舗の

出店、活性化プロジェクトといった見た目にわかりやすいものが必要とされる場合

がある。

 

しかし、本当の意味での地域活性は、「ない物を無理して作る。」ではなく、

「あるものを大事に育てる。」ことではないかと感じる。

 

地域住民のニーズに合わせて、多少の改良は加えてでも、今まで行ってきた行事を

続けることこそが地域活性につながるのではないだろうか

もう3月かぁ

2019.3.5

とうとう年度末に入ってしまった。

 

当方の特定非営利活動法人(NPO法人)も3月が決算月である。

これからの1か月間は、書類・数字との格闘が始まる。

 

また、今年は当方の事業所がある商店街の自治会長を拝命していることもあり

ダブルパンチならぬダブル決算である。

 

少しのんびりしたい・・

 

が無理だな。

大麻地域創造会議(2月)

2019.2.28

毎月定例となっているこの会議を今回も紹介させていただく。

 

「住みやすいまちを自らの手で作っていこう」と発足したこの会議であるが

今月は、『農業と福祉の連携』をテーマに、私の母校でもある北星学園大学の杉岡

教授を講師に招いて、障がいを持った方や高齢者の雇用・社会参加、介護予防、

世代間の交流など多岐にわたる話題を議論した。

 

 

杉岡先生のお話はすべてが刺激的だった。

「手作りで地域課題を解決する上で中核となる活動としての農業」、「利潤を外部

へ出さない生産者と消費者の共存」、「地産地消から自産自消へ」などなど。

 

 

住みやすいまち作りの実現には、様々な課題がある。

出来るところから一歩ずつ進んでいきたい。

大型連休

2019.2.27

新天皇のご即位日にあたる5月1日を今年に限って祝日とすることが決まり、

今年のゴールデンウィークは10連休となるそうだ。

 

観光業や飲食業、それらに付帯した業種などが活性化して日本経済が元気になる

ことは大いに歓迎できる。

 

「ここが勝負どころ。」と考えて、休まず営業し「後で休みを取ろう。」という

ところもあれば、規模の大きな企業では職員が時期をずらして連休を取るという

ところもあるだろう。

 

規模が比較的小さな『介護事業』を運営する企業はどうだろうか?

 

日常生活全般にわたって支援を必要としているご利用者にとっては、連休やお盆、

正月であっても支援を必要としている。

また、ご利用者を支えるご家族が、連休等も関係なく仕事をしている場合には

いつもと変わらぬ支援を必要とする。

さらに、比較的規模が小さな企業であれば、交代で連休を取ると言っても限界が

あるだろう。

 

 

自分たちが、連休を取れないことに卑下しているわけではない。(いや、ちょっと

卑下している・・・)

 

 

ただ、多くの方々が気持ちよく連休を取ることができるために下支えをしてるこの

業種をもっと大切に思っていただきたいと考えるのである。

 

経営者としては、連休にもかかわらず、誠実に業務に従事しているスタッフへ感謝

と敬意を表するとともに、事業規模の拡大を図り、全てのスタッフが交代で連休が

取れる状況を作りたいと心に誓うのであった。

たらこバター焼きそば

2019.2.26

当ブログでたびたび登場する狸小路にある名店『焼きそば じろ』へ3か月ぶりに

行ってみた。

 

最近、テレビや雑誌で取り上げられることが多かったため、混雑して入れなかった

らどうしようかと思い悩んで伺ったが、運よく団体さんが帰った後らしく貸し切り

状態だった。

 

ということで、いつものように無茶ぶりをしてみたら、

 

 

 

その場で燻製を作り始めたり       新商品を出してきたり

 

名店(迷店?)の貫録を見せつける余裕をかましていた。

 

 

 

それにしても、この『たらこバター焼きそば』はめちゃくちゃ美味かった。

 

ハッピーバースデー!

2019.2.25

2月24日は、当ブログで何度か登場している当方の看板犬『もじぃ』の初めての

誕生日祝いになる。

 

盛り上がっているのはこちらだけで、当事者はなんのことやら?

 

手作りの特性ケーキを前に

「待て!」           「ああ~」

 

1歳の誕生日おめでとう!

これからも仲良くやっていこう!!